2017.08.31 夏の終わりに
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先日のこと、蒸し暑い中をえっちらおっちら、東京駅まで出かけました。

旅行ではありません。駅前にある丸善書店の本店へ…… 

目的の洋書売り場で ドイツ語初級テキスト を物色。

じつは仕事仲間のSさんに、ドイツ語を教えることになったのです。
手を抜かずに良い教材を用意しなければなりません。

教材は、日本の出版社のもの&ドイツで出されているもの、2本立てでいくことにしました。
メインに選んだ Szenen(三修社)。これはすでにネットで購入。
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イラストも可愛いし、文法の説明もそこそこあって、良いテキストです。

そしてサブに選んだのが丸善で買ったSTUDIO21。 ドイツの出版社のものです。
語学学校に行くと、こういうシリーズを買わされますね。
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なぜ三修社の方をメインにするかというと、ドイツ語だけで書かれた教科書は、場合によっては回り道になるから。
日本で育って、朝から晩まで日本語で仕事している人がかじる外国語ですから、和文で説明されていることが重要なのです。発音は付属のCDを聴けば事足ります。
ドイツ版の教材は、ドイツに住む若い外国人が、現地の語学学校に通うことを想定していて、少しやりにくい面があるからです。

目標は1年後に、簡単な会話のキャッチボールができること
 
もう一冊、土井善晴さんの料理本 きれいな味作りのレッスン は、最近結婚して御飯づくりに四苦八苦している娘に買いました。この方の提唱する「一汁一菜のすすめ」には、すごく共感しているので。
娘のために買いましたが、自分で面白がって使っています。あげるのやめちゃおうかな。

土井さんの素敵なインタビュー、リンクをはっておきますね。 こちら
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じつは目下、次のブログ用にドイツの記事を翻訳中なのですが....

それとは別件で、ウィーンの新聞に日本人のニュースが載っていたのでご紹介です。

といっても、日本ではもちろん話題になっていますから、みなさんご存じでしょう。
遠いオーストリアでも報道されているくらい、「めったにないこと」には違いない。
クライネ新聞(オーストリア)9/2の記事から、 以下訳文。

「素手でクマを撃退」

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山あいの渓流でクマに襲われたのは、63歳のアオキ・アツシ氏。
「魚釣りをしていたら突然襲われました。クマは1.9メートルほどで、ものすごい力で私を地面になぎ倒し、頭と手足をかまれました」と話すアオキ氏。

しかし彼は逃げるかわりに、空手で応戦した。クマの目をねらって反撃したところ、みごとに命中。クマはうなりながら森の中へ逃げ帰っていった。「殺すか殺されるか、どちらかという状況でした」。

彼は自分の車まで自力で戻り、病院へ直行した。
「おどろいたことに、彼は自分で病院まで運転してゆき、しかもその間に、釣った魚を置いてきてしまったと考えていたそうです」と警察官は話している。

素手でクマを撃退したことは、日本のメディアでも驚きをもって報道されている。
今回は事なきを得たが、山に入る時はリュックにクマ除けの鈴をつけ、万一遭遇したら目を合わさないように、行政は呼びかけている。
日本では今年すでに4名が、クマで命を落とした。

原文は こちら
2016.07.01 Brexitその後
前回に続いてイギリス関連。
ドイツの報道からの翻訳文です。6/28シュピーゲル誌電子版の記事を訳してみました。
以下訳文

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今回の国民投票をめぐりイギリスでは、EU諸国出身者への風当たりが強くなった。中でもポーランドから移住した人々は、イギリスから追われるかもしれないと憂慮している。

ロンドンの街角にあるスーパーマーケット「ポロネーズ・デリカテッセン」。窓には“残留”と書かれたステッカーが貼られたままになっている。選挙は離脱派の勝利に終わった。店内でヨーグルトを棚に並べている女性店員は、「ポーランドへの帰国を迫られるかも知れません。その日がいつ来るかわかりませんが、気がかりです」と語る。

イギリスに住む外国人は2100万人で、そのうち75万人がポーランド出身者である。EU内で労働市場が開放されているので、働くために移住してきた人々だ。今かれらの将来には不安が広がっている。

上述の女性店員は、ポーランドからイギリスに移住して2年になる。しかし「まだ2年」なのだ。イギリスに5年在住しないと、国籍を取得することはできない。

タクシー運転手のクリスティアン(31)は、「私はイギリスに住んで7年になるので、セーフです」と語る。彼は、東ヨーロッパからの移民を突然追放したがる人々に納得いかない。「移住者たちは、みんな必死に働いていますよ」。

東ヨーロッパからの移民増加は、国民投票の主要テーマのひとつだった。健康保険システムの問題や家賃の高さ、低賃金労働者をめぐる問題などは、すべて移民のせいであるというのが離脱派の主張だ。彼らは「移動の自由」を廃止するために、離脱に票を入れたのだ。

キャメロン首相も、その後継者と目されるジョンソン氏(*)も、さしあたり移民たちの生活は何も変わらないと発言しているが、将来の保障は何もない。
正式なEU脱退まで、移民はここに居られるのだろうか? 今のうちにイギリスに移住しておこうと、短期的な流入増加も考えられる。いずれは能力審査を通らなければ逗留権が与えられないようになるのだろうか? もしそうなると現在の単純労働を、将来誰が担うのだろう。

ポーランドからの移民の多くは、例えば東部イングランドのような野菜産地で働いている。移民数は2001年以降10年間で5倍に膨れ上がった。移民問題は町民を二分する対立を起こし、他の地域にはないほど多くの離脱票へとつながった。しかし軋轢はあっても、農場の仕事を続けたいと願うポーランド人は多い。
多くの移民は日給30~40ポンドで違法に働いている。国が定める最低時給は6.7~7.2ポンドほどで、日給は50ポンド以上になるはずだが、あまりにも労働者が多いため違法労働がまかり通っている。

国民投票が過ぎて、不快な気分が社会に漂うようになった。移民家庭の郵便受けに、「Go home」とか「ポーランドの虫けらは要らない」などと書いた紙を投げ入れるいやがらせも報じられた。
キャメロン首相もロンドン市長カーンも、こうした外国人敵視や人種差別的発言を許すべきではないという意見を述べている。
単に移民の経済的な問題にとどまらず、国民の社会的結束という意味でも、イギリスは揺れている。
(*)訳者注 6月28日の記事です。翻訳に2日かかったので情報が古くなりました。

長い記事、お読み下さって有難うございます!
もと記事は こちら
2016.06.26 Brexit
イギリスのニュースが連日トップで報道されていますね。もちろんドイツでも、これでもかという位。なにしろ「当事者」の一員ですからね。
とりあえずお堅いシュピーゲル誌から、大事件を追う記事のひとつを翻訳してみましょう。タイトルは「イギリス人の二日酔い気分」
昨日土曜日、14:56(現地時間)にアップされた記事、以下訳文

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BrexitからBregretへ 〈 直訳・EU離脱から後悔へ〉
我々は何をやらかしたんだろう? EU離脱に票を入れた多くのイギリス人が、後悔し始めている。投票のやり直しの請願は、すでに百万を越えた。

「恐ろしい目覚めの時がやってくる」…ペシミストがよく使うこのフレーズが、今イギリスで実現しようとしている。メディアやソーシャルネットワークでは、離脱に票を入れた人々が「自身の投票をやり直したい」という声を上げ始めた。

こうした人々は、おそらく「無邪気に」投票したのである。「どっちみち残留に決まると思っていて、自分の票がこれほどの重みを持つとは考えませんでした」と、ある男性はBBCに語っている。またEveninng Standard紙には「出来ることならもう一回投票所に行って、残留に票を入れたいです。今になって現実がわかりました」という大学生の声が紹介されている。

別の人々は、自由主義右派のナイジェル・ファラージに騙されたと感じている。離脱派の急先鋒であるファラージは、開票結果が出たあと、離脱勧誘の謳い文句から距離を置いている(*)。その謳い文句は、「もし離脱できれば、毎週3億5千万ポンドにのぼるEUへの拠出金を、イギリス国民の健康保険費に充てられる」というものであった。
(* 訳者注 どのような形で「距離を置いている」のか、具体的な内容はわかりませんでした)

翻訳終わり
内容は日本の報道と同じですが、翻訳課題として訳してみました。記事の書き方にドイツ特有の雰囲気があるように思います。「記者が練った文」だなという感じのことです。
もと記事(ドイツ語)は こちら

2015.04.26 名詞の性
だれかと会話していて自分自身の話になり、「私、ドイツ語を勉強してます」と言うと、けっこうな確率で
「あ~ 私も学生時代やってましたよ!」と言われます。
以前は大学でメジャーな語学でしたよね。第二外国語でドイツ語を取っていた人は本当に多い。

「その後はどうですか?」と聞くと、返ってくるセリフは不思議なほどみんな同じ。
「文法がめんどくさくてね~… 名詞に性があるでしょ。男性女性のほかに中性まであって格変化するし、やってられませんよ。大学出たらそれっきりです!」。

まぁ確かに.......やってられないというのは、よくわかります ^^
かく言う私だって、いい加減なもんです。ピシッと覚えるコツはあるのでしょうか?

こういう時に参考になるのは、「出来るようになった人がいかに覚えたか」です。
そこに上達のヒントがあるはず。

たとえば… See(ゼー)という単語には2つの意味があります。
   der See 男性名詞 「湖」
   die See 女性名詞 「海」


性が違うと冠詞の変化も変わるので、ちゃんと覚える必要があります。
思い出すのは、授業で師匠の言ったことです。
「みなさん、名詞の性は気をつけて下さいね。Seeは意味が2つありますから、覚え方を工夫してね。ぼくは 海は女性=女性は荒れるから と覚えています!」

私は思わず椅子から落ちそうになりましたね。クラスメートの男性諸氏は神妙にうなずいています。私ひとり涙が出るほど笑って….
はぁ、そうですかぃ。たいへん的を射た解釈。これなら間違えようがありませんな。どうせなら楽しく覚えなくっちゃ!

Bandはどうでしょう。けっこう使う単語です。
der Band 男性名詞 巻(本の)
das Band 中性名詞 リボン、テープ


……「中央で結ぶから紐は中性」というのはどうでしょう?(^^)
 こんなイメージで...

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では、
der Schild 男性名詞 「盾」
das Schild 中性名詞 「看板」


…… 盾を持つのは男性だから男性名詞が「盾」

der Schild


じゃ、これはどうやって覚える?
der Messer 男性名詞 「計器」
das Messer 中性名詞 「ナイフ」