2014.07.07
モッテン
雨模様の七夕になりました。
さて、きょうのお題は モッテン
モッテンとは、ドイツ語で蛾(複数形)のことです。 (じつは私は苦手……きゃ~っ!)
「知っていても知らなくても、どっちゃでもよい話」をご紹介している当ブログに、まことにふさわしいテーマであります(笑)
ドイツのツァイト紙に、イギリスで毎年催される「Moth Night」とやらが写真付きで紹介されています。写真の解説文を訳してみました。以下訳文です。

部屋に飛び込んでくる蛾は、やっかいなしろもの。
しかしイギリスでは Moth Night 称する催しが毎年開催される。
アマチュアの虫好きも、生物学者も、蛾談義に花を咲かせ、自慢の美しい蛾を披露する。

イギリスには蛾のファンがたくさんいる。
「Moth Night」の夜は、みなで蛾の探索にでかける。今年のテーマは「森の蛾」
専門家が蛾の生態や、何を食べるか、どのように捕獲するかなどを解説する。

Moth Nightではアマチュアも、蛾の研究に参加する。このような「市民科学」はドイツでも流行になりつつある。
専門家にとってはイギリス国内の蛾について、さまざまなデータを得られる貴重な機会でもある。

ヨーロッパメンガタスズメ

めずらしい蛾を捕まえるために、アマチュアの虫好きは毎年、凝った捕獲器を考案する
翻訳おわり
みんな目をらんらんと輝かせて捕獲器をのぞいていますね^^
私は、蛾は苦手です。なぜなんでしょう? 写真で見るだけなら綺麗なんだけどなぁ.....
イギリスでは、蛾が愛されているんですね^^
日本ではどうかな? 蛾のファンってあまり聞かないような...... 私が知らないだけでしょうか?
原文(ドイツ語)は こちら
さて、きょうのお題は モッテン
モッテンとは、ドイツ語で蛾(複数形)のことです。 (じつは私は苦手……きゃ~っ!)
「知っていても知らなくても、どっちゃでもよい話」をご紹介している当ブログに、まことにふさわしいテーマであります(笑)
ドイツのツァイト紙に、イギリスで毎年催される「Moth Night」とやらが写真付きで紹介されています。写真の解説文を訳してみました。以下訳文です。

部屋に飛び込んでくる蛾は、やっかいなしろもの。
しかしイギリスでは Moth Night 称する催しが毎年開催される。
アマチュアの虫好きも、生物学者も、蛾談義に花を咲かせ、自慢の美しい蛾を披露する。

イギリスには蛾のファンがたくさんいる。
「Moth Night」の夜は、みなで蛾の探索にでかける。今年のテーマは「森の蛾」
専門家が蛾の生態や、何を食べるか、どのように捕獲するかなどを解説する。

Moth Nightではアマチュアも、蛾の研究に参加する。このような「市民科学」はドイツでも流行になりつつある。
専門家にとってはイギリス国内の蛾について、さまざまなデータを得られる貴重な機会でもある。

ヨーロッパメンガタスズメ

めずらしい蛾を捕まえるために、アマチュアの虫好きは毎年、凝った捕獲器を考案する
翻訳おわり
みんな目をらんらんと輝かせて捕獲器をのぞいていますね^^
私は、蛾は苦手です。なぜなんでしょう? 写真で見るだけなら綺麗なんだけどなぁ.....
イギリスでは、蛾が愛されているんですね^^
日本ではどうかな? 蛾のファンってあまり聞かないような...... 私が知らないだけでしょうか?
原文(ドイツ語)は こちら
2014.06.14
しま模様
今日はヴェルト紙から、シマウマの謎についての記事を読んでみました。
なぜシマウマには縞模様があるのか?
生物学者の間でかれこれ160年間も議論されてきた問題に、アメリカの研究者が終止符を打つ?

カリフォルニア大学のティム・カロ氏が率いる研究チームは、「シマウマのしま模様は、ツェツェバエなどの吸血昆虫から身を守る効果がある」とする論文を、専門誌Nature Communicationsに発表した。
シマウマの模様については1870年代、イギリスの自然科学者ダーウィンと生物学者ウォレスとの論争があり、その後も諸説が広まっている。いわく、
「サバンナの熱波から身を守るのに役立っている」
「ライオンなどの肉食獣から目立ちにくいカムフラージュ効果がある」
「集団の同一性のため」
「交尾行動に関係がある」 etc.
「しま模様」と「睡眠病を媒介するツェツェバエ」との関係を調べる研究は2012年にさかのぼる。
実験室で行われた実験で、吸血性ハエは単一色の面に好んでとまり、しま模様の面を避けることが明らかになった。
ツェツェバエとシマウマの生息域は地理的に重なっており、しかもこのハエがウマ科の動物を好んで吸血することから、シマウマは防御のために縞柄の毛皮をもつようになったと、論文は結論づけている。
シマウマ以外のウマ科動物が吸血ハエに刺される可能性は、シマウマよりもはるかに高い。
実際ツェツェバエの体内から検出された血液のうち、シマウマのものはごくわずかだった。
論文では、「これまで言われてきた諸説に比べて、しま模様とツェツェバエ防御の相関関係は明らかである。ゼブラ模様の謎の答えは手の届く範囲にある」としている。
翻訳おわり
ふむ。
ゼブラ模様を避けるのは吸血ハエだけ? 普通の吸血蚊とかには効果ないんでしょうか?
ここはぜひとも、どこかの研究者に調べてもらいたいなぁ。蚊が避ける衣服柄があるなら、野外で鳥写真を撮る方には役に立つでしょう。
しかし、もし蚊避け効果があったとしても、ずらり並んだカメラマンがみんな「シマウマ柄の上着」を着てたら…
ハエや蚊だけじゃなくて鳥さんも逃げるよね …そしたら元も子もないなぁ....
もと記事(ドイツ語)は こちら 2014.2.14のwelt紙電子版です。
なぜシマウマには縞模様があるのか?
生物学者の間でかれこれ160年間も議論されてきた問題に、アメリカの研究者が終止符を打つ?

カリフォルニア大学のティム・カロ氏が率いる研究チームは、「シマウマのしま模様は、ツェツェバエなどの吸血昆虫から身を守る効果がある」とする論文を、専門誌Nature Communicationsに発表した。
シマウマの模様については1870年代、イギリスの自然科学者ダーウィンと生物学者ウォレスとの論争があり、その後も諸説が広まっている。いわく、
「サバンナの熱波から身を守るのに役立っている」
「ライオンなどの肉食獣から目立ちにくいカムフラージュ効果がある」
「集団の同一性のため」
「交尾行動に関係がある」 etc.
「しま模様」と「睡眠病を媒介するツェツェバエ」との関係を調べる研究は2012年にさかのぼる。
実験室で行われた実験で、吸血性ハエは単一色の面に好んでとまり、しま模様の面を避けることが明らかになった。
ツェツェバエとシマウマの生息域は地理的に重なっており、しかもこのハエがウマ科の動物を好んで吸血することから、シマウマは防御のために縞柄の毛皮をもつようになったと、論文は結論づけている。
シマウマ以外のウマ科動物が吸血ハエに刺される可能性は、シマウマよりもはるかに高い。
実際ツェツェバエの体内から検出された血液のうち、シマウマのものはごくわずかだった。
論文では、「これまで言われてきた諸説に比べて、しま模様とツェツェバエ防御の相関関係は明らかである。ゼブラ模様の謎の答えは手の届く範囲にある」としている。
翻訳おわり
ふむ。
ゼブラ模様を避けるのは吸血ハエだけ? 普通の吸血蚊とかには効果ないんでしょうか?
ここはぜひとも、どこかの研究者に調べてもらいたいなぁ。蚊が避ける衣服柄があるなら、野外で鳥写真を撮る方には役に立つでしょう。
しかし、もし蚊避け効果があったとしても、ずらり並んだカメラマンがみんな「シマウマ柄の上着」を着てたら…
ハエや蚊だけじゃなくて鳥さんも逃げるよね …そしたら元も子もないなぁ....
もと記事(ドイツ語)は こちら 2014.2.14のwelt紙電子版です。
2014.01.17
ボリビアのHachi
ドイツの複数の新聞で、一匹の犬の話が報道されています。
犬の名前は「Hachi」ですって。あのハチ公に関係あるんでしょうか…..
さっそく記事を読んでみました。
『5年間主人を待って…』
ボリビアの都市コチャバンバの街角で、もう5年間も主人を待ち続けている犬がいる。

この犬の主人だった大学生は、「パパ・パウロ通り」をバイクで通学し、犬はお供で走るのを日課にしていた。
しかし5年前のある日、不幸が起こった。大学生のバイクはこの街角でタクシーとぶつかり、彼は亡くなってしまう。
それ以来この犬はパパ・パウロ通りで生活し、事故のあった場所で主人を待ち続けている。
周辺に住む人々は、日本の有名な犬「ハチ公」にならって、犬を「Hachi」と呼ぶようになった。
日本の「ハチ公」は1925年から9年間も亡くなった主人の帰りを待ち続け、日本では今日でもその忠誠が讃えられている犬だ。

Hachiに餌を与えたり世話をしているのはご近所の人々。
「今でもバイクが通ると、hachiは悲しそうな声を出しています」と、事故を目撃した女性は語る。
Hachiを気遣う人々の結束は強い。近くで肉屋を営むビルバオ氏は、毎日肉の残りを運んで食べさせている。Hachiが車にぶつかって怪我をした時には、獣医に診てもらうお金を近所の人々が出し合った。
Hachiは、新しい主人を望んでいない。以前アメリカ人夫婦がHachiを引き取ろうとしたが、彼は「持ち場」を離れたがらずに身を隠してしまい、実現しなかった。飼い主だった大学生の家族が家で飼おうとしたが、Hachiは事故のあった街角に戻ってしまうのだそうだ。
翻訳おわり
日本のハチ公の話が広く海外でも知られるようになったのは、リチャード・ギアの映画「HACHI約束の犬」が貢献しているのでしょう。
ボリビアのHachi、周囲の人々の心を動かしているんですね。悲しいお話でした。
もと記事(ドイツ語)は、1/15付Berliner Kurier紙電子版 こちら
ほかに、シュピーゲル紙の同記事を参考にしました。
犬の名前は「Hachi」ですって。あのハチ公に関係あるんでしょうか…..
さっそく記事を読んでみました。
『5年間主人を待って…』
ボリビアの都市コチャバンバの街角で、もう5年間も主人を待ち続けている犬がいる。

この犬の主人だった大学生は、「パパ・パウロ通り」をバイクで通学し、犬はお供で走るのを日課にしていた。
しかし5年前のある日、不幸が起こった。大学生のバイクはこの街角でタクシーとぶつかり、彼は亡くなってしまう。
それ以来この犬はパパ・パウロ通りで生活し、事故のあった場所で主人を待ち続けている。
周辺に住む人々は、日本の有名な犬「ハチ公」にならって、犬を「Hachi」と呼ぶようになった。
日本の「ハチ公」は1925年から9年間も亡くなった主人の帰りを待ち続け、日本では今日でもその忠誠が讃えられている犬だ。

Hachiに餌を与えたり世話をしているのはご近所の人々。
「今でもバイクが通ると、hachiは悲しそうな声を出しています」と、事故を目撃した女性は語る。
Hachiを気遣う人々の結束は強い。近くで肉屋を営むビルバオ氏は、毎日肉の残りを運んで食べさせている。Hachiが車にぶつかって怪我をした時には、獣医に診てもらうお金を近所の人々が出し合った。
Hachiは、新しい主人を望んでいない。以前アメリカ人夫婦がHachiを引き取ろうとしたが、彼は「持ち場」を離れたがらずに身を隠してしまい、実現しなかった。飼い主だった大学生の家族が家で飼おうとしたが、Hachiは事故のあった街角に戻ってしまうのだそうだ。
翻訳おわり
日本のハチ公の話が広く海外でも知られるようになったのは、リチャード・ギアの映画「HACHI約束の犬」が貢献しているのでしょう。
ボリビアのHachi、周囲の人々の心を動かしているんですね。悲しいお話でした。
もと記事(ドイツ語)は、1/15付Berliner Kurier紙電子版 こちら
ほかに、シュピーゲル紙の同記事を参考にしました。
2014.01.12
アイスランドガイ
さて、お正月気分もすっかり抜けたところで、ウルトラ長寿の貝の画像を….
この貝は「アイスランドガイ」という種類で、北大西洋でとれる食用二枚貝です。クラムチャウダーの材料になることもある。

上の貝の名は「明(みん)(Ming)」
2006年アイスランドの大陸棚で捕獲され、船上で冷凍、イギリスの大学の研究室に運ばれたうちの一つです。調べてみると405歳という超高齢だったとわかって話題になり、Mingと名付けられました。生まれた時代が中国の明王朝の頃だったからです。
ところがその話には続きがあり、調べなおしたら507歳だった!
報道の一部をシュピーゲル紙から読んでみました。
Mingが生まれたのは1499年、コロンブスがアメリカを発見した年である。
人々は天動説を信じ、印刷技術がヨーロッパの文化に革命をもたらした年。マルチン・ルター16歳。
30年戦争(1618-1648)が始まった時、Mingは119歳になる。
300歳の時、フランスではナポレオンが権力を手中におさめる。
第1次世界大戦が始まった時、すでに400歳を越えていた。
500歳になった時、地上では「9/11」や「ウサーマ・ビン・ラーディン」という文字が世界のニュースをかけめぐっていた。
しかし507歳となった2006年、貝の運命は終わりを迎える。海中から引き揚げられて研究室へ。
当初405歳と発表されギネス記録にも載ったMingの年齢。炭素14法(放射性炭素年代測定法)などで調べなおされ、507歳という世界最長老の動物個体であることがわかった
(一般的なアイスランドガイ)
507歳とはすごいですね~ 1499年生まれというと、日本では毛利元就や武田信玄の時代ですよ。
それだけの時間を生き延びたことは素晴らしい。アイスランドガイは比較的長寿の貝として有名なので、Ming以外にもウルトラ長寿の貝がいる可能性はあると研究者は言っています。
なぜこの貝を調べるかというと、昔の海洋の気候変動や、貝にとって環境の良し悪しが、貝殻の年輪に残っているから。
この一件では当初、貝の年齢調査のために高齢のMingを殺したと誤解報道されて、批判が殺到。「クラム(二枚貝)ゲート事件」と呼ばれる騒ぎになりました。でも採集した時点で高齢かどうかはわからない上に、場合によっては猟師の網にかかってクラムチャウダーになっていた可能性もある。研究者を責めるのは酷というものですよね。Mingの犠牲によって500年間の海洋気候がわかるなら、それはやむを得ないでしょう。
これからクラムチャウダーを食べる時は手を合わせてから……(笑)
もと記事(ドイツ語)は こちら 上の訳文は記事の一部です。
この貝は「アイスランドガイ」という種類で、北大西洋でとれる食用二枚貝です。クラムチャウダーの材料になることもある。

上の貝の名は「明(みん)(Ming)」
2006年アイスランドの大陸棚で捕獲され、船上で冷凍、イギリスの大学の研究室に運ばれたうちの一つです。調べてみると405歳という超高齢だったとわかって話題になり、Mingと名付けられました。生まれた時代が中国の明王朝の頃だったからです。
ところがその話には続きがあり、調べなおしたら507歳だった!
報道の一部をシュピーゲル紙から読んでみました。
Mingが生まれたのは1499年、コロンブスがアメリカを発見した年である。
人々は天動説を信じ、印刷技術がヨーロッパの文化に革命をもたらした年。マルチン・ルター16歳。
30年戦争(1618-1648)が始まった時、Mingは119歳になる。
300歳の時、フランスではナポレオンが権力を手中におさめる。
第1次世界大戦が始まった時、すでに400歳を越えていた。
500歳になった時、地上では「9/11」や「ウサーマ・ビン・ラーディン」という文字が世界のニュースをかけめぐっていた。
しかし507歳となった2006年、貝の運命は終わりを迎える。海中から引き揚げられて研究室へ。
当初405歳と発表されギネス記録にも載ったMingの年齢。炭素14法(放射性炭素年代測定法)などで調べなおされ、507歳という世界最長老の動物個体であることがわかった


507歳とはすごいですね~ 1499年生まれというと、日本では毛利元就や武田信玄の時代ですよ。
それだけの時間を生き延びたことは素晴らしい。アイスランドガイは比較的長寿の貝として有名なので、Ming以外にもウルトラ長寿の貝がいる可能性はあると研究者は言っています。
なぜこの貝を調べるかというと、昔の海洋の気候変動や、貝にとって環境の良し悪しが、貝殻の年輪に残っているから。
この一件では当初、貝の年齢調査のために高齢のMingを殺したと誤解報道されて、批判が殺到。「クラム(二枚貝)ゲート事件」と呼ばれる騒ぎになりました。でも採集した時点で高齢かどうかはわからない上に、場合によっては猟師の網にかかってクラムチャウダーになっていた可能性もある。研究者を責めるのは酷というものですよね。Mingの犠牲によって500年間の海洋気候がわかるなら、それはやむを得ないでしょう。
これからクラムチャウダーを食べる時は手を合わせてから……(笑)
もと記事(ドイツ語)は こちら 上の訳文は記事の一部です。
2013.09.27
蝙蝠
ここは世田谷区、環状八号線のすぐ近く。
夕暮れ時、駐車場に車を停め空を見上げると、ひ~らひら何か飛んでいます。
こんな町にも住んでいるんですね、コウモリが!
帰宅してコウモリの話をすると、家族の反応は...「見間違いじゃないの?」。
そこで、早速「世田谷区、コウモリ」でgoogle検索してみると.....
「コウモリ駆除は当社におまかせを~!」という広告がごっそり出てきました


…ということは、やっぱり都会にもいるんですよ、コウモリが。
そこで今日は、ドイツのコウモリ事情をご紹介。
NABU(ドイツ自然保護協会)のHPをのぞくと、ユニークなコウモリプロジェクトの記事が載っています。
HPから、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州とハンブルク州の記事を翻訳してみます。
『コウモリに優しい住宅プロジェクト』

(
シュレースヴィヒ・ホルシュタイン州の「コウモリに優しい家」プレート)..かわいい!
コウモリは私たち人間のそばで、時には同じ屋根の下で生活している。
しかし夜行性のため、人目に付くことはほとんどない。
コウモリの特技は暗闇でも飛べること。とくに夏の夕暮れ時、昆虫を求めて飛び回る姿を見ることが出来る。

彼らのねぐらは家々の屋根裏やちょっとした隙間など。建物に害を与えることはない。
しかし家屋のリフォームや近代化、または取り壊しなどによって、コウモリの生きる空間はどんどん減り、人間とコウモリの共生は難しくなっている。
小さなアクロバット飛行名手たちに、ねぐらとなる場所を提供して下さい。協力してくださる家には、認定証を差し上げています。

ハンブルク州「コウモリに優しい家」プレート
Zwergfledermaus
翻訳おわり
このプレートを掲げている住宅は、すでに2862軒。改築の時わざと屋根裏部分に隙間を残したり、家の外側にNABU提供の巣箱を掛けたりするそうです。屋根裏の場合、糞はどうするのかな....
NABU特製コウモリ巣箱
ひとくちにコウモリと言ってもたくさん種類があって、世界の哺乳類4000種のうち、1000種はコウモリなんだそうです。おそるべし、蝙蝠!
そして一晩に500匹も蚊を食べる!
日本語では 蝙蝠
ドイツ語では Fledermaus (飛ぶネズミ)
フランス語では Chauves-Souris (禿げネズミ)
(よけいなうんちく…ドイツ語のFledermaus は、姿がネズミに似ていることから Fliegende Maus=飛ぶネズミ)
ドイツのコウモリはZwergfledermaus (pipistrellus Pipistrellus)という種類で、日本のイエコウモリ(アブラコウモリ)とは違うようです。正式な和名がわからなかったので、ただ「コウモリ」という訳語にしました。
もと記事(ドイツ語)は こちら と こちら
夕暮れ時、駐車場に車を停め空を見上げると、ひ~らひら何か飛んでいます。
こんな町にも住んでいるんですね、コウモリが!
帰宅してコウモリの話をすると、家族の反応は...「見間違いじゃないの?」。
そこで、早速「世田谷区、コウモリ」でgoogle検索してみると.....
「コウモリ駆除は当社におまかせを~!」という広告がごっそり出てきました



…ということは、やっぱり都会にもいるんですよ、コウモリが。
そこで今日は、ドイツのコウモリ事情をご紹介。
NABU(ドイツ自然保護協会)のHPをのぞくと、ユニークなコウモリプロジェクトの記事が載っています。
HPから、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州とハンブルク州の記事を翻訳してみます。
『コウモリに優しい住宅プロジェクト』

(

コウモリは私たち人間のそばで、時には同じ屋根の下で生活している。
しかし夜行性のため、人目に付くことはほとんどない。
コウモリの特技は暗闇でも飛べること。とくに夏の夕暮れ時、昆虫を求めて飛び回る姿を見ることが出来る。

彼らのねぐらは家々の屋根裏やちょっとした隙間など。建物に害を与えることはない。
しかし家屋のリフォームや近代化、または取り壊しなどによって、コウモリの生きる空間はどんどん減り、人間とコウモリの共生は難しくなっている。
小さなアクロバット飛行名手たちに、ねぐらとなる場所を提供して下さい。協力してくださる家には、認定証を差し上げています。



翻訳おわり
このプレートを掲げている住宅は、すでに2862軒。改築の時わざと屋根裏部分に隙間を残したり、家の外側にNABU提供の巣箱を掛けたりするそうです。屋根裏の場合、糞はどうするのかな....

ひとくちにコウモリと言ってもたくさん種類があって、世界の哺乳類4000種のうち、1000種はコウモリなんだそうです。おそるべし、蝙蝠!
そして一晩に500匹も蚊を食べる!




(よけいなうんちく…ドイツ語のFledermaus は、姿がネズミに似ていることから Fliegende Maus=飛ぶネズミ)
ドイツのコウモリはZwergfledermaus (pipistrellus Pipistrellus)という種類で、日本のイエコウモリ(アブラコウモリ)とは違うようです。正式な和名がわからなかったので、ただ「コウモリ」という訳語にしました。
もと記事(ドイツ語)は こちら と こちら