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いつ読んでも楽しくて、大好きなお話『大どろぼうホッツェンプロッツ』
ドイツの児童文学者オトフリート・プロイスラー(1923~)の本です。

hotzenplotz 2 klein

何か楽しい本はないかなぁ..という時にはおすすめ!
おばあちゃんのだいじなコーヒーひきを奪った大泥棒を追って、カスパールとゼッペル、二人の少年が大活躍するお話です。
大どろぼうホッツェンプロッツ、大魔法使いペトロジリウス=ツワッケルマン、妖精アマリリス、おまわりさんのディンペルモーザー氏....登場人物を並べただけで、どこかユーモラスな感じがしますね。

そして、フランツ・ヨーゼフ・トリップの挿絵がすごくいいんです!

挿絵 小

ね! この変てこさがたまらない...

悪者を欺くためにカスパールは、すご~く頭が弱い振りをする.. そうして相手の隙をうかがって...『クラバート』に登場する「ユーロー」が、「まぬけ」を装って窮地を切り抜けるのと、通じるものがあるような気がします。こういうキャラクターの描き方がいいなぁ...何というか、読み飽きない面白さ。

作者のオトフリート・プロイスラーは、今年10月20日に88歳の誕生日を迎えるそうです。
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