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2012.01.29 クロヅル
素敵な映像を見つけました。
水の都ヴェネチア上空を飛行中のクロヅルさんの空撮。1分41秒。
超軽量飛行機から撮っているそうです。








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数日前のことになりますが...
水曜日、オーストリア・ドイツ映画「ピアノマニア」を観てきました。
新宿伊勢丹前の映画館シネマート。上映時間の10分前に着くとすでに売り切れで、立ち見になってます。ま、いいか、せっかく来たんだし...と、かまわず突入!.....

敏腕ピアノ調律師シュテファンと、ピアニスト達の攻防を追うドキュメンタリー。
ピアノマニアというタイトルからもわかるように、非常にマニアックな映画です。
pianomania.jpg

映画の大筋 … 
ピアニストのエマールは、一年後にバッハの「フーガの技法」のレコーディングを控えている。そのためにどんな楽器を用意してほしいのか、それをどう調律してほしいのか、音にどんな色合いがほしいのか...
無理難題に聞こえるピアニストの要求と、それにこたえる調律師シュテファンのあっぱれな仕事ぶり。
klavier klein
     (ピアノ = Flügel〈翼〉ですね!)

ピアノをホール倉庫から舞台へ運び上げる様子とか、ランランやブレンデルといった人気ピアニスト達の、リハーサルでの会話とか、興味深いシーンを織り込みながら、話が進んでいきます。
ピアノ内部にカメラを入れて、ハンマーが弦を打つ様子が大映しになったり、調律によって音が変化することが映画観客にわかるように、音響が工夫されていたり...マニアックですな。
ピアノという楽器の外見上の美しさ、内部の美しさ、奏でられる音の美しさ、どれも堪能できます。

人間と同じようにピアノにも、一台一台音の個性があり、同じ舞台にあっても違う響きがする。さらにその楽器から、弾く人と曲にふさわしい音色を引き出すのは、調律師さんの腕前。
映画ではピアニスト・エマールのバッハ演奏解釈などには触れず、調律師さんの視点から、その仕事をとことん追って行きます。そういう意味で、地味~な映画だし、万人に受けるようなものでもない感じです。
でも、おもしろかった~!
ピアノ好きな方には、ほんとにオススメです(^^)

私のカメラは、知る人ぞ知る安物です。もしここに値段を書くと、バーダーさんなどからは、「こんなオモチャ使う人とは付き合えないっ!」と言われちゃうかも(笑)。

さて、ドイツのヴェルト紙電子版に、全天候型カメラ、ならびに150ユーロ以下の普通カメラの品質テスト・ランキングの記事が載っています。カメラ用語に疎いので、ちょっぴり心配ですが...いつか本物のカメラを買う日を夢見て、翻訳してみましょう。
とりあえず今日は、全天候型カメラの方でいきます。

もと記事は こちら 
以下、訳文です。

雑誌「Audio Video Foto Bild」による、全天候型カメラ6種のテスト結果が発表された。
厳寒期の使用、落下や水中使用における耐久性はどうか。山でも海でも水中でも砂嵐の中でも耐えるか。もちろん通常の撮影も含めて、高品質なものはどれだろうか。
テストされたのは....結果ランキング順に、

6位 Olympus Tough TG-810
    評価 可
    価格 適切(235ユーロ)…市場平均値(雑誌社調べ)以下同
    長所 ボタン操作、耐衝撃、GPS搭載
    短所 防水テスト不合格、手動設定の選択肢が少ない

5位 Pentax WG1
    評価 可
    価格 適切(235ユーロ)
    長所 デジタル顕微鏡モード、 耐衝撃、 水深10mまでOK
    短所 画像保存のポーズが長い 手振れ補正なし

4位 Ricoh G700
    評価 可
    価格 高い(480ユーロ)
    長所 強いフラッシュ光、耐衝撃、 水深5mまでOK
    短所 水中撮影でのシーンプログラムがない、手振れ補正なし


3位 Sony Cybershot DSC-TX10
sony klein
    評価 良
    価格 適切(269ユーロ)
    長所 ビデオ撮影での性能最優秀、耐衝撃
       水深5mまでOK、
    短所 起動(スタンバイ)に5秒かかる、
       手動設定の選択肢が少ない


2位 panasonic Lumix DMC-FT3 
panasonic klein   
    評価 良
    価格 適切(305ユーロ)
    長所 画像保存のポーズ0,8秒、耐衝撃
       水深12mまでOK、GPS搭載
    短所 手動設定の選択肢が少ない

    
1位 Nikon Coolpix AW100
nikon klein
    評価 良
    価格 適切(270ユーロ)
    長所 画像安定性最優秀、耐衝撃、
       水深10mまでOK、 GPS搭載
    短所 手動設定の選択肢が少ない 
   

6機種とも水中撮影可能だが、Panasonicだけが12mの深さまでOK 。RicohとSonyでは5mまで。 Olympusは10mまで可能のはずだが、テストでは水が入ってしまった。
水中撮影では、電池収納部や接続部のふたを、使用書指示通りに閉じていることと、特殊パッキングを定期交換することが必須条件である。

さらに、落下衝撃に耐えられるかもテストされた。
OlympusとPanasonicは 2m、他は1,5mの落下に耐えるとされている。今回、落下実験筒で60cmの高さから、鉄板床に50回落とす実験が行われた。メーカーでは、通常木床に落として実験しているので、それよりハードなテストだったが、すべての機種がクリアした。

そのほか、防塵性能、マイナス10度までの耐寒テストでも、すべての機種が問題なく使用できた。

水中撮影では、ホワイトバランス調整が自然で綺麗な色を出すために大切。Olympusは4つの水中撮影プログラムを持つ。Ricoh G700は、工事現場用に特化したモデルで、水中撮影プログラムはないが、そのかわりにカメラメモ機能、パスワード・追記型メモリー機能、電子水準器が搭載されている。

今回テストされた機種はどれも、4倍~5倍ズームしかない。理由は、耐水のためにつけられたガラスが、ズームを妨げるため。通常の撮影では、もう少し高倍のズームがほしいところである。

以上翻訳おわり
カメラ用語はよくわからない~...ので、へんな訳語あったら教えてくださいね!
各カメラ個別に記された細かい評定文は、訳してません。もしご質問ありましたら、コメント欄にどうぞ。
「150ユーロ以下のカメラ10機種ランキング」は、週末にでも訳してみましょう。

1月29日追記...150ユーロ以下のカメラランキングの機種は、ほぼ海外向けモデルで、日本国内のものとは違うことがわかりました。翻訳はやめることにします。ゴメン!

2月8日追記 このブログに遊びに来て下さる方から、情報が入りました。すごくいいカメラが発売される(された?)らしい。機種名はフジフィルムのPro1。値段は...約13万~15万! 控えおろう!(笑)
上にあげたカメラとはまるきりランクが違うんですが、評判のようです。カメラ機種名の検索ワードからこのブログ見てくださる方も時々いらっしゃるので、新しく買う予定の方にはオススメかも知れませんよ。
お知らせで~す!
21日より、2009年のオーストリア・ドイツ合作映画「ピアノマニア」が公開されています。
ピアノ調律師に光をあてたドキュメンタリー映画。
http://www.piano-mania.com/

ピアノの老舗ブランド、スタインウェイ社を代表する人気調律師シュテファン・クニュップファーの仕事ぶりを追いながら、調律という奥深い世界を、映画にしたものです。

日本語字幕は、このブログでもリンクを貼らせていただいている「ほにゃく犬とほにゃくハリの字幕ほにゃく日記」を書かれている「ありちゅん」さん。
劇場は、東京(新宿)、大阪(心斎橋)、愛知、沼津、静岡だそうです。全国じゃないのが残念....

私はもちろん観に行く予定です。感想はあとで...

ドイツの首都ベルリンは人口350万人の大都会。その都会にゴマンの野生動物がいて、ドイツ人にとっては、ちょっと自慢の種らしい。以前にも似たような内容の記事を紹介しましたね。
ドイッチェ・ヴェレのHPに、いろいろな動物達の写真が、誇らしげに紹介されていました。その中からいくつか選んで、写真の説明文を訳してみました。

ハヤブサのパラダイス
wanderfalke klein
ベルリン、テレビ塔の周りを飛ぶハヤブサ。見晴らしの良い上空から獲物を探し、時速300kmで急降下する。無防備にベルリンを横切る渡り鳥、たとえばタゲリなどが襲われる。ハトのような土着の鳥たちは、ハヤブサから身を隠す方法を学習している。


種の多様性
artenvielfalt klein
アレクサンダー広場に隣接するマリエン教会には、ハヤブサの巣がある。数年前まで絶滅の危機にあったが、今ハヤブサは、市内で十分な獲物を捕って生きている。ベルリンでは140種、350万つがいの鳥類が生息しており、その数は自然保護区の生息数を上回っている。


賢い「町キツネ」
fuchs klein
ベルリンに住む野生動物の数は、ここ10年で増加した。キツネもしかり。ピカイチの適応力で、地域全体に生息する。有名なのは、定期的にアンゲラ・メルケル首相の前に顔を出す「連邦首相府キツネ」。都市に住むキツネは、1940年代にロンドンで初めて確認された。


喜びの泉
eichhoernchen klein
野生動物は、餌を与えられると人に馴れる。リスは、そのよい例。とくにお年寄りや子供達は、愛くるしいリスが大好き。


…上にあげた以外、イノシシの写真もありました。あまりに増えてしまったため、年100頭単位で駆除されるそうです。
また当然のことながら、都会で交通事故にあう動物も多いという記述と共に、事故にあった動物の写真も載せられていました。
東京も奥多摩などではキツネもいるんじゃないかしら。ここ世田谷区では、多分タヌキがいるけれど、キツネやハヤブサはいないなぁ....

2012.01.21 チョコレート
東京は今日、めずらしく雪になりました!

さて、とっても嬉し~いテーマの記事を発見! 
チョコレートがよいという内容らしいです。
以下翻訳文。原文(ドイツ語)は こちら

『チョコレートが命を救う』
schokolade.jpg

以前から、チョコレートに血圧を下げる効果があるという研究は存在した。さらにこの度、カロリンスカ研究所(ストックホルム)の科学者たちによって、チョコレートと卒中発作の関係を、長期的に調べた結果が公表された。

この研究は1997年、49歳~83歳のスウェーデン女性33,000人を対象に、チョコレートとその他95種類の食物を、平均してどれほど食べているかが調べられた。その後の10年間に卒中に見舞われたのは1600人。リスク要因を精査した結果、チョコレート消費の最も少ないグループ(週0~8グラム)は卒中にかかる率が最も高く、たくさん食べる人たち(週平均66グラム)は、最もリスクが低かった。

この調査で、チョコレートの色(ブラックかミルクか)は問われなかった。1990年代、スウェーデンで食べられるチョコの90%はミルクチョコだった。卒中を防ぐ効果はカカオによるものなので、もしブラックかミルクかをはっきり分けて調べれば、結果はさらに顕著に出るだろうと、研究員は語る。次の課題は、男性の場合も同じ効果が表れるかどうか、確かめることである。

以上翻訳おわり。
短い記事ながら、チョコ好きとしては大変嬉しい。
普通の板チョコが50グラム位でしょうから、週に60グラムは軽~く食べてます (^^)
2012.01.18 鳥のからだ
ドイツの子供向け解説サイトに、「鳥さんの体の名前をおぼえよう」という絵がのっていました。

vogel_beschriftet.gif

さて、ちゃんとした訳語が見つかるかしら...
朱字で書き込んでみました。

vogel_beschriftet_20120117233434.gif
訳語さがしは難しい!
「額」とか「のど」とかは間違いようもないけれど、
Große Armdecken や、Flügelbug 等の単語は辞書になくて、鳥類の解説サイトの絵と見比べながら、あてはまる訳語をさがしました。
ただ、どうも自信のない単語がいくつか...
Bürzel 尾羽のつけ根
Oberschwanzdecken 上尾筒
Flügelbug 小翼羽
これで合っていますかね?どなたか知ってる?

余談ですが、グランドピアノはドイツ語でder Flügel「翼」。 
翼の形をしていますからね。いい名前だなぁ!

一応おさらい (^^) 時計回りに..
die Stirn 額
der Scheitel 頭頂
die Wange  頬
der Nacken 首
der Rücken 背
der Bürzel 尾羽のつけ根
das Schultergefieder 肩羽
die Oberschwanzdecken 上尾筒
die Steuerfedern 尾翼羽
die Armschwingen 次列風切羽
die Handschwingen 初列風切羽
die Großearmdecken 大雨覆
der Bauch 腹
die Flanke 横腹
der Flügelbug 小翼羽
die Kehle のど
das Kinn あご
2012.01.15 文鳥の君
東京は、毎日カラカラ天気が続いています。
最高気温5~6度のこの時期、気を使うのは文鳥ぎんちゃんの健康。もうじき9歳なので、「ひと冬無事に乗り越えよう!」という課題がちらつくようになりました。
ぎんちゃん、ご挨拶は?
こんちは。
ginchan.jpg

私のブログの写真はいつもピンボケですな。
これはひとえにカメラのせいだと思われますです(笑)。なにしろヨ〇バ〇カメラのカメラコーナーへ出向き、「バカチョンカメラ」の中でも一番安い棚へツカツカと進み、「これくださいっ!」と言って買ったものなので、こんな感じにしか撮れません。よくお邪魔するバーダーさん達のブログ…鳥の羽の1枚1枚まで見えるような写真をうっとり眺めては、ため息です)

でもね、ぎんちゃん、ピンボケのおかげで、額のかわいい「おハゲ」が見えなくていいんじゃない?
そ~お?
gin 2011.1

どうやら彼は、私を「かのじょ」か「おくさん」だと思っているらしい。
リビングに放していて、私が数歩離れた台所へ何か取りに行きますね。すると、一緒に飛んできます。
足元に舞い降り、戻ってくる私をエスコートしてくれます。
ぎんちゃん有難う。← ← これがどういうことかっていうと ↓
gin 2012 1
ダイコンをお見せしちゃって…お見苦しくてスミマセン(汗)

2012gang.jpg
おわかり頂けるでしょうか? 私は文鳥の君を踏んづけないように、ずり足でそ~っと歩くしかありません。すごいエスコートです。
夕べからの寒さは格別ですね、さむいっ!
東京も氷点下になるというので、ベランダに置きっぱなしの巨大シクラメンを、昨晩室内に入れました。
実はちょっと迷うところなんです。いったん部屋に入れたら、あとは出したり入れたりしないほうが良いと思うので、全く陽のささないリビングに置くことになります。どうかなぁ... 花が話せたら、「あ~寒かった!入れてもらえて良かったっ!」と言うか、「ったくもう、今薄暗い所に置いちゃぁ、花が咲かないよっ!」と言うか、どっちでしょう。
そのうち経過報告の写真をのせますね。

さて、Tagesschau電子版に、「トーマス・クヴァストホフ現役引退」というニュースが大きく載っています。クヴァストホフはドイツを代表するバス・バリトン歌手です。お母さんが妊娠中に飲んだサリドマイドが原因で、手足に障害を持っています。背も小さい。しかし、素晴らしい歌声で演奏活動を続けてきた人。
quasthoff.png

以下 ニュース記事の翻訳です。

ドイツのバス・バリトン歌手トーマス・クヴァストホフ(52)が、舞台を去ることになった。「私は、40年間近く続いた演奏活動から引退する決心をしました。自身の健康状態を、演奏活動のため、常に最良に保ち続けることが困難になったからです」。
彼は、職業として歌い続けてこられたことに感謝しており、満足であると語っている。
quastfoff konzert

サリドマイド児として生まれたクヴァストホフは、その国際的な活躍で、今最も人気のあるコンサート歌手のひとりである。13歳で初めて、ハノーヴァーで声楽のレッスンを受ける。1987年モーツァルトコンクールで優勝、1988年ミュンヘン音楽コンクールで優勝。ほぼ40年にわたる演奏活動の間、バレンボイム、ラトル、アバドなどの著名な指揮者と数多く共演。カラヤン音楽賞、クラシック・エコー賞、3度のグラミー賞など受賞多数。
クヴァストホフ
しかし手足に障害を持つ彼は、オペラにのることを長い間ためらった。オペラデビューは、2003年ザルツブルグ音楽祭でのベートーヴェン「フィデリオ」大臣役。翌年ウィーン国立歌劇場で、ワーグナー「パルジファル」に出演。しかし2006年に、オペラから身を引いて、リート歌手としての活動を中心にしていくと表明。つづいて2009年には国際歌曲コンクールdas Liedを立ち上げる。引退後のこれからも、音楽大学や国際音楽講習などでは、後進の指導にあたっていきたいと語る。

エッセンフィルハーモニー劇場監督ヨハネス・ブルトマン氏は、クヴァストホフのエネルギッシュな活動から、この時点での引退を予想しなかったと語る。「彼の芸術のレベルの高さを考えると、自分の要求を満たせなくなって引退を表明する勇気に対して、敬意を表したいと思います」。

またウィーンフィルのクレメンス・ヘルベルク氏は、「芸術家として傑出した人物でしたから、この知らせは残念ですし、音楽界にとって損失だと思います」と語っている。

以上訳文おわり。
人気歌手がコンサートのために、常に最良のコンディションを保つのは、大変なことですよね。とりあえずの引退表明で、これからは体調に合わせて歌えるようになるのでしょう。リートの世界を深めることは、これからも続けたいという気持ちでいるそうです。

もと記事は こちら




ドイツ、ライプチヒにある聖トーマス教会合唱団が、今年創立800年を迎えるそうです。800年前ということは...1212年! 日本の鎌倉時代ですよ、源実朝のあたり! はんぱじゃない歴史ですね。
thomanerchor2.jpg
1212年にトーマス教会でミサのための少年合唱団が作られ、彼らのためにトーマス学校も併設されました。少年たちは寄宿生活をしながらトーマス学校で学び、歌の練習をし、教会や町の宗教行事で歌ったり、現代は演奏旅行で世界を回ったり... 私は聴きにいったことはないんですが、何度か来日しています。

ところで、作曲家ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685-1750)の、人生後半の仕事は「トーマス教会音楽監督 トーマスカントール」。合唱団の指導はもちろん、教会音楽のカンタータを沢山作曲し、礼拝や教会行事でしょっちゅう演奏し、そのほかに多くの曲を作曲し、私生活で子供は20人(うち11人は夭逝、残ったうち男子5人が音楽家になった).....とにかくとにかく、バッハ先生とトーマス教会は切っても切れない関係。遺骸はいま、教会内陣に眠っているそうです。
thomanerchor.jpg

ドイツ1月8日の報道の訳文
今日、聖トーマス教会合唱団の創立800年祝賀コンサートでは、ゲヴァントハウスオーケストラをバックに、バッハのカンタータが演奏される。今年は数々の記念行事が予定されていて、少年合唱団には忙しい一年になるだろう。

合唱団で歌う男の子たちは9歳~18歳。なかには外国の子供も入団しているそうですよ。、

2012.01.05 2012年の......
以前の日記で、ドイツの「2012年の鳥」に、ニシコクマルガラスが選ばれたって話を翻訳しました。
日本でも、昨年の漢字に「絆」が選ばれましたね。
ドイツでは毎年いろ~んな物に、「〇〇年の...」というのを選んでいるらしい。それも1年が過ぎた後に選ぶんじゃなくて、年の初めに決めておく。テーマを決めるのが好きなんでしょうかね?
バイエルン放送のHPに、色々な分野の今年の顔が紹介されていて、「今年の蝶」「今年の苔」「今年のキノコ」「今年の薬草」「今年の魚」etc...中から5つほどチョイスして、訳してみました。
以下翻訳文
原文(ドイツ語)は こちら

*2012年の蝶
クジャクヤママユ Nachtpfauenauge (Saturna pavonia)
クジャクヤママユ
この写真は雄のクジャクヤママユ。黄色・白・黒・ピンクの鮮やかな色をしている。雌は目立たない色合いで、より大きな羽を持つ。ノルトラインヴェストファーレン州は、このクジャクヤママユを今年の蝶に決めて、注目を呼びかけている。ドイツに生息する3700種の蝶のうち、190種のみが昼の蝶で、残りはすべて夜の蝶(=蛾、訳者注)である。
(日本人は蝶と蛾を区別して呼びますけれど、ドイツではどちらも同じ単語Schmetterlingをあてて、あまり分けて考えないようです。訳者注)

*2012年の苔
ゴブリンモス Koboldmoos (Buxbaumia viridis)
ゴブリンモス
風変わりな形の苔、ゴブリンモスは、葉がなく、茎と胞子カプセルからなる。中央ヨーロッパとスカンジナビア半島南部で、湿度が高く暗い森の、唐桧や松の枯れ木に生育する。土壌水分の変化や酸性雨などの影響を受けて、絶滅が危惧されている。

*2012年の鳥
ニシコクマルガラス Dohle
dohle.jpg
とても賢い鳥で、つがいの絆は非常に強い。しかし、ニシコクマルガラスの生活環境は、年々厳しいものになっている。緑の草原は消え、高い塔には鳥よけの網がつけられ、家屋や納屋は近代的に改築されて、巣をかける隙間がなくなってしまった。ドイツ国内の各州で、この鳥はレッドリストに載っている。

*2012年の薬用植物
甘草の根 Suessholzwurzel
suessholz.jpg
エキスを甘味料として使う。リキュールにも使われる。「薬用植物の歴史研究会」は、この甘草を今年の植物に選んだ。理由は、この植物が多くの効能を持つばかりでなく、薬用植物として世界に広まり、野山で収集され利用されているからである。

*2012年の木
唐松 Laerche
唐松
唐松は特別に強い抵抗力を持っている。マイナス40度まで耐え、雪崩にも持ちこたえる。ほかの樹木が育たない高山にも適応し、中級山岳地帯でも平野でも生育する。未開拓の荒地で真っ先に育つのは唐松であり、さらに都市部の空気浄化の役目も果たす。針葉樹で唯一、落葉する。

以上、翻訳おわり。
一番上のクジャクヤママユは、日本のクスサンと模様が似ていますけれど、大きさはずっと小さいらしい。これの幼虫って、緑に黒柄で、見るとキャーッとなるような.....
ゴブリンモスは、日本のサルオガセに似ているそうですけれど...だいたい「サルオガセ」ってどんなもの? よく知りません。帽子をかぶった小人に見えて、かわいい。
上に載せたほか、「今年の毒草 キバナフジ」「今年の地面(笑) 低位泥炭地」「今年の軟体動物 オカモノアラガイ」「今年の昆虫 クワガタムシ」etc.... なんだか愉快ですね。

和名表記については、出来る限り資料にあたりましたが、なにぶん素人ですので、もし間違いがありましたらご指摘ください。

2012.01.02 大宮八幡宮
初詣に、子育て・厄除けの八幡様へお参りに。
杉並区の永福町の近くにあります。「東京のへそ!」と言われたりしている所です。
ここでは娘のお宮参りをしたり、ご縁のある神社。
八幡さま

参道には出店がいっぱい。
出店
娘と二人で出店を回って、イカ焼き、お好み焼き、たこ焼き、ソースせんべい、チーズ巻き、じゃがバターをゲット。う~ん、食い意地が...お参りに来たんだか、食べに来たんだか...

もしもし...おいらのことも、忘れないでおくれ。
goaisatu.jpg
はいはい、ぎんちゃん。
うちの、お爺王子様ですからね!
あけましておめでとうございます!
年の初めにお出でいただきまして、有難うございます ^^
まずワインで乾杯しましょう。prosit Neujahr!  かんぱ~い!
wein madonna
このワインは大晦日に近所のスーパーで買ってきました。ドイツ白ワイン、「リープフラウミルヒ」。裏ラベルにQbA(クーベーアー)とあるのは、産地限定ワインということ。ラベルにRheinhessen とあるので、ラインヘッセン地方のワインですね。

ラインヘッセンはドイツ南西部、ライン川流域のあたりで、広大なワイン畑が広がっています。(見に行ったことはないけれど、多分そうです)。
rheinhessen_02.jpg
ブドウの品種も、ミュラートゥルガウ、リースリング、シルヴァーナ、ドルンフェルダーなど色々で、8割が白ワイン。品種改良された新種もさかんに栽培されているそうです。

もうひとつ上のランクのワインは QmP(クーエムペー)といって、ブドウの糖度ごとに細かく分けられて、醸造法にも決まりがあったり、こだわりを持って作られているそうです。カビネット、アウスレーゼetc...

さて、ワインとチョコッとのおせちとお雑煮で、我が家の元旦は静かに過ぎていきます。
うちの雑煮は、
澄まし汁に角餅と、短冊の大根・人参・ネギ
上に乗せるのは、小松菜・鶏肉・みつば・ゆず..といった所。

さきほど地震がありましたが、たいしたことなくてほっとしました。
ほんとうに、今年はおだやかな年になってほしいですね。
ことしもどうぞよろしくお願いいたします。