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2012.08.30 アンペルマン
わ~い!
この夏ドイツに行かれた方から、おみやげにドイツグッズを頂戴しちゃいました!

マグネットとタオルのキャラクターは「アンペルマン」
アンペルマン
旧東ドイツの歩行者信号機のモチーフです。

東西ドイツ統一後は、もちろん西側のデザインに換えられるはずでした。
でも可愛らしいアンペルマンに親しんでいた東の市民が「アンペルマンを救え!」という運動を起こし、撤廃をまぬがれたとのこと。
いまでは人気キャラクター商品になっています。
青アンペル2005.7今でもドレスデンの信号に。


こちらはSandmaennchen(砂の小人)グミ
sandmaennchen.jpg

「砂の小人」が子供の所にやって来て、目にぱらぱらっと砂をふりかけると、子供たちは眠ってしまう....
オペレッタ「ヘンゼルとグレーテル」にも登場する、おなじみの妖精です。
砂の小人の人形劇は、ドイツで50年以上続く人気tv番組だそうです。上の写真の絵葉書、赤い帽子の小人さん。素朴な感じですよね。

ありちゅんさん、ありがとうございました~!

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毎日すさまじく暑いですね~
さて、ブログを更新したいが、ネタ在庫切れか......

ドイツのメルケル首相が、頭にゴシキセイガイインコを乗せてる記事がありましたっけ…だいぶ前のだけど。
経済危機では頑固一徹なメルケルも、こうしてトリと遊んでいる所はふつうのオバチャン..(お洋服だけはやっぱり政治家風かな)

merkel.jpg

以下訳文

『バードパークでインコに囲まれるメルケル』

Marlowバードパークをふらりと訪れたメルケルは、インコたちに餌を与え、しばらく楽しい時間を過ごした。爪を立てて頭に乗られても、首相は上機嫌。
「10分ほどインコと遊んで行かれましたが、とても楽しそうでしたよ」と、バードパークの担当者は言う。

インコ以外にも、フラミンゴやソリハシセイタカシギなどを興味深そうに見て回った。
メルケルはソリハシセイタカシギとPatenschaft を結んでいる。

(Patenschaftとは、ある動物の餌代や治療費などを負担するしくみ。100ユーロ以上援助すると、パーク年間無料パスがもらえて、いつでも支援する動物に会うことができる。料金は動物によりけりで、
20€/ウサギ・セキセイインコ  
40€/ソリハシセイタカシギ・アカアシシギ  
100€/コウノトリ  
200ユーロ/ワオキツネザル  
350€/ハクトウワシ などなど...訳者注)

 
このバードパークはメックレンブルク・フォアポンメルン州、メルケルのおひざもとにある。
彼女は毎度予告することなく、ふらりとバードパークを訪問しては、気晴らしを楽しむ。

もと記事は フォーカスオンライン こちら

旭山動物園からフラミンゴが一羽逃げ出して、お騒がせの話題になっていますね。
たまたまですが、8月19日付けフランクフルターアルゲマイネ紙に、ドイツの野生フラミンゴの話が載っていました。
以下抄訳文です。

ドイツのフラミンゴ事情
2012年8月19日 
かつてフラミンゴといえば熱帯の鳥と決まっていたが、今ではドイツ国内にも生息するようになった。その始まりは動物園から逃げ出した鳥である。

flamingos-1.jpg
フラミンゴは人目を引く。ピンクや赤い羽、細長い足、くねくねする首、不格好なクチバシが奇抜な印象を与える。もともと熱帯の鳥だが、今や温帯にも生息域を広げている。

200px-Lightmatter_flamingo2.jpg

フラミンゴには「ベニイロフラミンゴ」「ヨーロッパフラミンゴ」などいくつかの種類があり、種をまたいで交配することもある。その例をドイツの繁殖地で見ることが出来る。

ドイツの自然保護区になっているZwillbrocker Venn湿原には、1982年以来フラミンゴがコロニーを作っている。ここには40羽近くのフラミンゴが生息し、多い年には10羽ほどのヒナが孵っている。すべての鳥がつがいになるわけでもなく、メスが生む卵もたった1個であることから見て、順調な繁殖と言ってよい。

地元の生物研究所長を務めるIkemeyer氏によると、今年は巣がキツネに荒らされる被害があり、繁殖島の金網を補強するなどした所、2度目の産卵があり、遅まきながらヒナが誕生しているとのこと。巣立ちまでは10週間。
親鳥たちの種類は、チリーフラミンゴ、ベニイロフラミンゴ、ヨーロッパフラミンゴ。秋になると、オランダのライン川デルタ地帯へ移って越冬する。

この野生コロニーの始まりは、動物園などから逃げ出した個体だろうと、Ikemeyer氏ら専門家は言う。フランスのランブイエ近郊の施設からは、羽を切り詰める前の若鳥が、複数脱走している。さらにフランスのカマルグには、野生フラミンゴの営巣地があり、そこからもドイツの群れに加わる個体がある。逃げ出した鳥の群れが、30年たつうちに世代交代して、新世代のコロニーを形作るまでになった。

以上抄訳文でした。
北海道の逃走フラミンゴの写真を「北のとり」さんが撮影して、ブログNorth Earth に載せていらっしゃいます。(このブログからリンクを貼らせて頂いてます)
 
一度飛んで行ってしまうと、捕まえるのは至難の業なんでしょうね。仲間が欲しくて元の動物園に自主帰還というのはないのかしらん....

もと記事(ドイツ語)は こちら
2012.08.21 媛かぐや
お盆の一日、渋谷の新しいショッピングモール「ヒカリエ」をのぞきに行きました。

娘のお目当ては、「お風呂用品」
私の方は、「トシ・ヨロイヅカのケーキ」

しかし着いたとたんに空腹に気づき、まずは腹ごしらえを... 
ハワイアンのレストランに入り..
fo-.jpg
↑ 牛肉とセリのフォー
↓マグロとアボカドのポキライス
poki.jpg
あれっ!フォーってハワイ料理でしたっけ? あとから考えると??ですけど、メニューには「ハワイアンフォー」と書いてありました。味は美味しかったです。

さて、お洒落なビル内をそぞろ歩き、お風呂用品も調達して、ヨロイヅカのケーキショップへ。
ここはお持ち帰り専用です。
日本各地の食材を使ったケーキを売っていまして、「各地方と鎧塚氏のコラボ」というコンセプトです。(少しはオリジナルケーキも置いてるけれど、メインはあくまで「特産品」)。

面白い副産物も売られています。形が悪かったりして売り物にならなかったミカンの炭とか。
sumi.jpg

本日主役のケーキ、「媛かぐや」
愛媛の新品種サトイモ「媛かぐや」のタルト
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まったり柔らかな感じです。里芋スライスが見えますね。


禎瑞 (ていずい)
愛媛県西条市禎瑞沖のアオノリのケーキ。
teizui.jpg
抹茶のケーキみたいです。


信州米粉シフォン・トマト
tomato.jpg
あっさりしていて食べやすい。

どれも個性的なケーキでした。
個人的には媛かぐやが一番美味しかったかな...
両親の墓参りで、久し振りに東北道を走りました。

館林インターから一般道へ。
田んぼの中を進みます。

車から見える景色は、緑一色。
815-2.jpg
あまり綺麗な色に撮れてないけど、
実際は輝くような緑色でした。

九州にお住いの方のブログを見ると、あちらは稲刈りが始まっているようですね。北関東は、まだまだ....。
815-1.jpg


帰路の羽生サービスエリアで、空を見上げると...
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ムクドリの大群が空を舞っていました!
815-3.jpg

まことに不鮮明な写真ですが、なんせカメラがねぇ…嗚呼、1万円でたくさんおつりが来ちゃう値段のですから....いま椅子から落ちた方々、深くお詫びいたします(笑)
以上、すてきなお盆の一日でした。
ドイツのヴェルト紙電子版に、サッカー女子決勝戦での誤審について記事が載っています。
主審はドイツ人のビビアナ・シュタインハウス。
大きな問題になったわけでもないので、今さら...ではありますが、アメリカの「ハンド」を見逃してしまった件で、ドイツ国内の話題のひとつとしてご紹介します。
以下訳文

ビビアナ・シュタインハウス、オリンピック決勝でしくじる
女子サッカー決勝戦(アメリカ対日本)で主審を務めたドイツ人審判の仕事に疑問符。
決勝

Carli Lloyd(米)が2度のゴールを決め、アメリカチームを2:1で金メダルへと導いた。アメリカにとっては4度目にして3大会連続の金メダルである。
80,203名の観客を記録したロンドン・ウェンブリー競技場。FIFAのブラッター会長も見守る中で、日本チームはYuki Ogimi(ドイツ・トゥルビネポツダム所属)のゴールで、アメリカに追いすがった。しかし主審シュタインハウス(ハノーヴァー)がハンドを見逃したこともあって、銀メダル以上には届かなかった。

ブンデスリーガ(2部)でただ一人の女性審判であるシュタインハウスにとっては、最高の晴れ舞台。ドイツチームが早々と敗退したので、決勝の舞台に立つ唯一のドイツ人でもあった。
ドイツサッカー連盟審判員代表のヘルベルト・ファンデルは、決勝戦の前に次のように語った。「ビビアナは大変傑出した審判です。努力を続けてきた彼女がこの場に立つことを、とても喜ばしいことと思っています」。

しかし、その期待に見合う結果とはならなかった。彼女はフリーキック後のアメリカ選手のハンド(ペナルティエリア内)を見逃したのだった。

8月13日追記 最後の文の「見逃した」という言葉ですが、ちょっと気になっておりましたので追記します。原文のübersehenは「見逃す」「見落とす」「無視する」など、いくつかの訳語が考えられます。この文は「見落とした」としたほうが良かったかも知れません。そのほうが意図的にしたことではないニュアンスがはっきりしていますから。

以上翻訳おわり
もと記事(ドイツ語)は こちら

サッカー用語の訳には不慣れなので、もし不適切な訳語がありましたらお詫びします。
2012.08.11 110年前の横浜
南ドイツ新聞電子版を見ていたら、着物姿の女性の写真と一緒に、Japanese Dreamという文字が目に飛び込んできました。
「110年~130年前の日本」の特大版写真集が、ドイツで出版されたんですって。
これが表紙。
japanese dream 1

髪をきれいに結い上げた女性の後ろ姿。
テレビドラマなんかで目にするカツラよりも、ちょっとルーズに結われている感じですね。

撮影したのはイタリア人の写真家フェリーチェ・ベアート(1832-1909)…戦争を記録したフォトジャーナリストでもあった人物。写真を通して当時のヨーロッパに東洋を紹介した先駆者のひとり。
手彩色やパノラマの技術を写真に取り入れたことでも知られる(国立情報学研究所のデータより)。

View of a Road with Wooden Houses on the Hill of Noge, near Yokohama, circa 1900
noge400.jpg
1900年頃の横浜、野毛。 日露戦争の少し前頃。
こちら をクリックすると、もと記事の大きな写真をご覧いただけます。なかなか面白いので、ぜひ。

左手前の家の軒先に、出前のどんぶりのような器が見えます。当時も出前があったのかな...。
住人たちはみんなカメラの方を注目…カメラなど日本人は持っていない時代ですから、「あのガイジンさん、何をしているのかしらん..」というところかな。
少し色付けされていますが、これがベアートお得意の手彩色という技術だったらしい。

写真に添えられた南ドイツ新聞の記事を少し読んでみますね。

写真集第1ページは、満開の桜に彩られた「村の通り」。
勾配のある道の両側に、色々なしつらえの垣根が続く。
露出時間が長いので、人々の姿は霞んでぼやけ、地面は水が流れているかのよう。全体が夢の中のような印象を受ける。頭上には淡いピンク色の花が一面に広がっている。そう、この桜の色合いは現実のものなのだ。ベアートによる手彩色は美しく詩的に仕上げられている。


もう一枚、横浜の芸者さんたち
Four Geishas, circa 1885
geishas 400
こちら をクリックすると大きくなります。
顔が幼いように見えませんか? 20歳そこそこ、もっと若い子もいるかも。
人々は、写真を撮られると魂が抜かれると信じていたと書いてあります。

当時の日本について、『眠り姫の王国のように、魔法をかけられて長く閉ざされていたが、その眠りから少しずつ目覚めているかのようだ』と、この記事では紹介しています。
この時代から100年ちょっとしかたっていないんですね、今の日本は.....

下はベアートが撮ったと思われる1枚。おさむらいさん。
Portrait of a Samurai in Traditional Dress with Wide Bamboo Hat, 1863-68
samurai klein


Japanese Dream 98ユーロ
出版社 Hatje Cantz
ISBN978-3-7757-3437-0
出版社ホームページは こちら
酷暑の日々ですが、我が家の「長老」文鳥ぎんちゃん9歳は元気に過ごしています。

「こんちは!」
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ぎんちゃん、自慢したいことあるんだよね?

「そうなの。おいらのトレードマーク、『ひたいのおハゲ』がなくなったんだよ。 
ふさふさになっちまってよ」
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ほんとに不思議!
リ〇ブ21の社長さんもびっくりよ。青年みたい!
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「おいら、どんどん男前になっていくだよ。なぜかね?」

…う~ん、それはね、多分2月ごろから栄養剤ネクトンを使ってるからかな...

7月頃ぎんちゃんの換羽期があって、その後新しい羽がどんどん出てきました。
鳥肌が見えていた額の部分にも、新しい羽が出てきて、あれよあれよという間にふっさふっさ~!
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ネクトンというのは、鳥を飼っている人が一番よく使うドイツ製の栄養剤です。粒餌だけでは栄養が偏るのだそうです。動物園でも使われているし、鳥の専門医の先生もオススメ。「粒餌を食べる子にはネクトン使いなさい」と言われます。
鳥用ペレットならばすべての栄養素が入っているので、ペレット食の子には栄養剤は要らないんですが、ぎんちゃんは粒餌が大好きなので。

去年までは時々使うだけでしたけれど、今年からはケチらず毎日使ってみています。
もちろんネクトンの効果かどうか、はっきりしたことはわかりませんけどね。
0806-4.jpg
「ふにゃ~」

以上、嬉しいニュースでした (^^)
2012.08.05 法華津選手
日本では内村選手の金メダルで盛り上がりましたが....

ところ変わってドイツでは、体操個人総合銀メダルのマルセル・ニューエン選手が話題になっています。第一人者のファンビュヘンが不調で、ダークホースのニューエンが2位になったと、各新聞にでっかく載っています。
ドイツが体操個人総合でメダルをとるのは、1936年のシュヴァルツマン以来なんと76年ぶりなんですって。
nguyen klein

ところで、今日のお題は馬術の法華津選手。
フランクフルター・アルゲマイネ紙8月2日のスポーツ欄に、大きな写真とともに法華津選手が紹介されていました。
大意で訳してみますね。
hoketsu klein

以下訳文

Hiroshi Hoketsu
オリンピックの最年長者

法華津寛は毎日たっぷり1時間体操をする。若々しくあり続けるために、ストレッチと筋力アップのための体操は欠かせない日課である。年齢からくる衰えがあるなどと言ってはいられない…彼は71歳。このロンドンオリンピックで最年長の選手である。
グリニッジ公園
(1次予選のさっそうとした演技。愛馬ウィスパーと)

オリンピックでの成績は必ずしも良いわけではないが、彼は全く気にかけない。「現代のプロスポーツの尺度で私を見ないでください。新記録に興味はありません」と彼は言う。

1964年のオリンピック東京大会には障害飛越で参加して、個人40位。
44年間後の2008年北京オリンピックに、愛馬ウィスパーと共に出場し35位だった。

仕事の上ではアメリカ系医薬品会社の社長を務め、定年退職後の2003年から、馬術に集中するためにドイツで暮らす。
「実業家として忙しかった頃、スポーツは緊張をほぐしてくれるものでした。今は体の衰えを防いでくれています」。


以上翻訳おわり
会社の社長さんをしていた頃も、朝は馬に乗ってから会社に出掛けていたとか。もっとうまくなるために、今はドイツで頑張っているのだそうです。
残念ながらロンドンでは40位で、2次予選には進めなかったけれど、まだまだ元気で活躍してくれそう.....

もと記事は こちら