2013.10.31 ホール取り
来年の11月に ピアノ発表会を予定しています。
それにはホールを予約しなければなりません。これが一仕事なのだ。

来年11月分の予約は、今年の11月1日の朝に受付....ということは
前日10/31の朝7時頃から並ぶことになろう......と思っていたのです、昨日までは。

なんと2日前の30日の午後、すでに5人も並んでいる!!!
あわてて駆けつけて「6人目」を確保しました。
希望していた土曜日は、一応取れそうです。

席次キープのため早朝も深夜も、そこにいなければなりません。
いつもご一緒しているT先生が何度も足を運んで下さり、
さらに今夜はT先生のご主人様が椅子にすわり続け...6番の席次を死守し......

かくも都内の「使いやすいホール」の予約はタイヘンなのであります。
150~200席程度で良いピアノがあって、馬鹿高くないホールが少ないんですよ、都内は。

以上、ピアノの先生の愚痴でした。ハイ、すみません。
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この間の日曜日、ある講座を拝聴してきました。

テーマは 『ドイツ映画の中の日本』~翻訳者の視点から~


ドイツ映画字幕翻訳第一人者ありちゅんさんのトーク、面白かった~!

とくに興味深かったのはですね、日本初の国際合作映画『新しき土』 にまつわる裏話。
この映画は日独合作で、公開は1937年(昭和12年)、日独防共協定が結ばれた年です。
第二次世界大戦が始まる直前で、ドイツ・日本両政府の政治的思惑がからんだ超大作!(私はこういう映画の存在すら知りませんでしたね)

新しき土

キャスト  
原節子(16歳!! じつに美しいっ!)  
小杉勇
早川雪舟
 .....他

スタッフ
ドイツ側監督 アーノルド・ファンク(鳴り物入りで乗り込んできた山岳映画の巨匠)
日本側監督  伊丹万作(十三監督のお父さん)
撮影協力   円谷英二(後にゴジラの特撮で知られましたね。特撮はここから始まった!)
音楽     山田耕筰(「この道」や「赤とんぼ」の作曲者です)
挿入歌作詞     北原白秋/西条八十
撮影地がすごい   
  富士山 阿蘇山 浅間山 上高地 焼岳 別府 瀬戸内海各地 宮島 松島 東京 鎌倉 大阪 京都 瑠璃渓 奈良 神戸 水戸 福井 新潟 信州姨捨 潮来 琵琶湖など(どれだけお金かかったんでしょうか...)
  
下はウィキからの引用です
この映画の製作背景には日本とナチス・ドイツの政治的・軍事的接近の目論見があった。ナチスの人種主義では有色人種を下等人種とみなしていたため、ドイツ側は日本のイメージを持ち上げることで同盟の正当性を主張しようとしたのである。折りしも日独合作映画を企画していた川喜多長政とアーノルド・ファンクにドイツ政府が働きかけた結果、この映画の製作となった。1936年2月8日の撮影隊の訪日には日独軍事協定締結交渉の秘密使命を戴したフリードリヒ・ハックが同行、同年11月25日に日独防共協定が締結に至った。

引用おわり  
はぁ~っ....タイヘンな時代でした。映画製作の裏に軍事協定の思惑あり。
山岳映画の巨匠が撮っただけあって、婚約者に裏切られた美しいヒロイン(原節子)が、煙吹き出す火口に身投げしようと山を登るシーンは圧巻らしいけれど...火口に身投げしようなんて思いませんてば、ふつう ^^

タイトルの「新しき土」とは満州を指しており、日本の満州侵略を正当化する目的も含んでいたそうです。
また、東京市街を阪神電車が走っていたり、主人公の実家裏が厳島神社だったり、
「ありえね~!」という場面が多々あるけれど、とにかく大義名分は「美しい日本を西欧に紹介する」ということ。
ドイツ側にとっては細かいことは事実と違ってもよかったのでしょう。

撮影が終わってからファンク・伊丹両監督の意見がぶつかり、ファンク版・伊丹版 別々の公開になったとか...
伊丹監督は譲れない一線があったのに、それを押し切られてしまったのでしょう。気の毒なことでした。

両国の歴史を知らないと翻訳もうまく行かないことがあるので、たいへん勉強になりましたね、私は。
この映画、昨年75年ぶりにリバイバル上映されたそうで、そのリバイバル版公式ウェブサイト こちら
作品のウィキは こちら
台風一過...
みなさん、大丈夫でしたか?

今日は、シュピーゲル紙電子版10/8の科学欄からニュースをひとつ。
ヨーロッパとアフリカを往復する渡り鳥にAlpensegler(シロハラアマツバメ)という鳥がいます。体長20~23cmで、長い翼を持つアマツバメの仲間です。
新事実発見らしいですよ。色々なメディアですでに報道されています。

以下訳文 (少し要約してあります)


空の上で眠るシロハラアマツバメ
7か月連続飛行

alpensegler450.jpg

夏の間にスイスで繁殖したシロハラアマツバメ(Tachymarptis melba)は、9月に越冬地アフリカへ向かう。
この鳥は3000kmを越える渡りを休みなく飛ぶばかりでなく、越冬期間中も空中で過ごしていることがわかった。

調査を行ったのは、スイスのゼンパッハ鳥類研究所。
スイスにいるアマツバメ6羽の背中に、送信機付きセンサーが付けられ、アフリカから帰還後に取り外したgeolocatorから、3羽の行動記録データを得ることができた。
ein geolocator geolocator 1g

それによるとシロハラアマツバメは、1年のうち7か月近くを休憩することなく飛び続けて過ごしていた。
夜間に羽ばたき回数が減ることから、飛びながら眠っていると推測される。
以前からそういう鳥がいると鳥類学者たちは推測していたが、これまで科学的確証がなかった。

「地上に降りて長く眠ることを、この鳥は必要としないのだろう」と、研究者は書いている。飛び続けるには常に何らかのコントロールが必要なので、長い休息は望めない。動きつつ眠るこのような行動は、これまでイルカなどの海洋生物のみで知られていた。

鳥たちは普通、渡りや狩りのあとに、地上で休んで体を回復させる。自分の体重が体を支えてくれる地上に比べて、空中に浮かび続けるには、より多くのエネルギー消費が必要。そのためシロハラアマツバメは、常に気流に乗っているよう体勢を微調整しつつ浮かんでいる。

翻訳おわり
食べるのも寝るのもずっと空の上なんて、なかなか素敵な人生というか鳥生ですね。地上近くは天敵がいっぱいですものね。眠りの構造もきっと普通と違うんでしょう。

もと記事(ドイツ語)は こちら
参考にした記事がもうひとつ こちら
記事中の鳥名 Alpensegler(学名Tachymarptis melba)は和名が確定していないらしい。「シロハラアマツバメ(学名Apus melba)」としました。
論文はイギリスの科学誌『Nature Communications』(オンライン限定の学際的ジャーナル)に掲載されたそうです。
2013.10.12 2013アゲハ
さてそろそろ、我が家の アゲハ蝶狂想曲2013 総括をしようかな。

実はまだお世話は続いています。いも4つ  (さなぎは6つ)
とりあえず、先週旅立って行った子(♀)の写真を...
 
下部の目玉模様がオレンジ色なので、女の子。
1003アゲハ

2011年、偶然のように始まったアゲハ蝶イモムシのお世話。 
寄生ヤドリバエで散々だった昨年に比べ、今年の寄生被害はほんの2つだけ。


今年お世話した総数は....50~55
このうち25は途中まで育ててから、アゲハ飼育を趣味にしている実業家宅に養子に出しました。とにかく我が家にはあまり葉っぱがありませんのでね。
1年ごとに飼育の知識が増えて、対処法もわかってきます。

今年の知識 その1  「クモに注意」 
リビングに置いて大丈夫と思っていたら、小さい蜘蛛がイモムシを食べているゥ!
対処法は、必ずケースに入れ、ふたにサラシをかませると完璧。 「箱入りイモ」!

ケース
(クモによる死亡2)

今年の知識 その2 「脱皮阻害剤に注意」…死亡4
ほかの方のブログを読んで知っていたのに、大失敗しました。
園芸店で売られている鉢植え柑橘には、たいてい肥料が施されています。
その中に「脱皮阻害剤」が入っているのだそうです。
こういう葉を食べたイモムシは、脱皮も蛹化もできず、かなり可哀そうな死に方をします。やはり園芸店の鉢植えの葉は要注意。
(ミカンの実のためには、アゲハ成虫の発現を抑えるという意味があるのでしょう)


「アゲハ飼育」の検索でこのブログを読まれる方のために、対処法を書いておきます。
①みかんの鉢植えを買ったら、土を可能な限り落とし、新しい用土で植え替える。
②最低半年は飼育に使用しないこと。

 つまり1年後に出てきた新芽なら大丈夫かも知れませんが、購入年の新芽は、高い確率で。(1年後の新芽が大丈夫かどうかは、来年わかるはずなので、またこのブログでご報告します。ただし同じ葉を食べても大丈夫だった個体もあり、個体差がどの程度あるかは不明)

鉢植えを買った年は、タマゴを産み付けられないように、防虫ネットなどかけてしまうとよい。

卵から孵った幼虫を、室内に回収せず木につけたまま、寄生虫を避けて育てる方法もわかってきました。

詳細はまた来年のブログでね......

目下飼育中の終齢の連中には、越冬蛹になってほしいなぁ...もう秋ですからね。
昼間の時間が13時間半を切ると越冬蛹になる そうなので、最近は少し薄暗い所に置いて育てています。
もうじき、今年のお世話も終了です。
2013.10.06 アゲハの蛹化
だいぶ前の画像ですが、アゲハ幼虫の蛹化を写したものです。
ほんの3~4分間の出来事。イモムシから蛹へと変化します。見てやってください。

首に糸をかけ、お尻の固定もうまくいった前蛹。
1006-1.jpg


表面の皮が浮き上がって、灰色っぽくなっていきます。からだを揺らし始めて..
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ガンガン激しく動きはじめます。頭の形がまだはっきりしています。
1006-3.jpg

 激しく身をくねらせながら、脱いだ皮は下の方へまとまってきます。
人間が、もし手を使わずにタイトな服を脱ごうと思ったら、こんな動きになるでしょう。
頭部の殻がはずれると、下から蛹の形が現れます。
0666.jpg


身をくねらせ続けながら、皮を下へと押していきます。
脱いだ皮が、お尻の所にまとまりました。あと一息...
1006-4.jpg


お尻に乗っている皮を、左右に体を揺らしてはじき落とします… ポン!
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ジャ~~ン! きれいなサナギの完成です!
1006-7.jpg



下は蛹化に失敗して死んでしまったクロアゲハ君。お尻の固定に失敗して落下。当たり所が悪かったらしく割れてしまい、結局駄目でした。今年唯一のクロアゲハだったのに....残念。
1006-8.jpg

蛹化は大仕事なんですね。