2013.12.31 蝶と年越し
2013年の大晦日、東京は快晴、穏やかな一日です。
今年もこの拙いブログにご訪問下さいまして、本当に有難うございました。

2014年も細々ながら続けてゆくつもりです。
すでに年明けにふさわしい縁起の良い話を、フォーカス紙に見つけてしまいました!
ただ今翻訳中につき、次回を乞うご期待(^^;)

我が家で新年を迎えるのは、人間と、アゲハ蝶のおじいさん1羽

20131231.jpg

11月4日に羽化してしまった蝶をお世話して、もうすぐ2か月になります。
羽はだいぶボロくなりましたが、まだ健在です。
こんなに長生きしてくれるとは思いませんでした。
蝶とはいえ、長寿の話題は嬉しいですね。

では皆さま、どうぞよいお年を!!
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2013.12.24 雪の上の足跡
「雪の上の足跡」って、詩的に見えることがありますよね。
下の写真は、ひたすら雪の上を歩いて作り上げるアートだそうです。すごい!!
足跡絵画の達人ベック氏のインタビューを読んでみました。以下訳文。

  
kunst im schnee1-400

この素晴らしい「雪上のアート」は、サイモン・ベック氏(1958年生まれ)の作品。
イギリス生まれのベック氏は、現在フランスのスキーリゾートLesArcsに住み、新雪の上に「足跡による絵画」描いている。

kunst im schnee

…ベックさん、あなたは雪の上を何時間も歩いて絵を作りあげる…これはスポーツですか?それとも芸術?

ベック: 両方ですよ。初めのうちはスポーツのつもりでした。しかし雪の上に出来上がった絵を見て我ながら感動しまして、これをもっと続けてみようと思いました。
今では、この芸術的な雪上のアートをカードにして販売しているんですよ。

kunst im schnee3-280 (ベック氏)

…このアイデアは、そもそもどこから?

ベック: きっかけは、凍結した湖面に薄く雪が積もっているのを見て、あそこに何か描いてみようと思ったのです。そこで私の初めての作品、5線星形ができました。

…ひとつの絵を仕上げるのに何時間くらいかかりますか?

ベック:サッカーコートひとつ分で3時間くらい。たいていはずっと大きな絵ですから、ほぼ一日かかります。

…どんな順に歩くか、どのように決めるのですか?

ベック: .私は「コッホ曲線」や「シェルペンスキーの三角形」が大好きで、まず全体の図柄をイメージします。紙に下絵を描いて、それからコンパスとメジャーと下絵を持って行動開始です。大事なのは事前にきちんと下図を決めておくことです。

220px-SierpinskiTriangle.png (シェルペンスキーの三角形)

kunst im schnee4-500


…何か道具を使いますか?

ベック: ストック(木の棒)を何か所か挿して目印にしますが、あとは自分の足で何時間も歩いたり走ったりするだけです。

…そして絵が出来上がると….?

ベック: すぐに写真を撮ります。ヘリコプターがあれば最高ですが、そういうわけにも行かないので、リフトにのったり小高い斜面の上に登ったりして、なるべく高い位置から撮影します。ぐずぐずしていて作品に傷がついたこともあります。

…傷というと?

ベック: 雪上車が走って来たり、または天候が悪くなることもあります。明るいうちに仕上げないといけないので、時間との闘いです。


meisterwerk450.jpg

…そんなに努力しても、作品はすぐに消えてしまう….フラストレーションがたまりませんか?

ベック: いいえ、全然。写真を撮ってしまえば、あとはどうなっても気になりません。

翻訳おわり
足跡だけでこれだけのものが出来上がるとは驚きですね!
ちなみに下は、「コッホ曲線」の画像です。面積は有限、周囲は無限なのだそうです。
koch-curve.jpg
 
年内も残り少なくなりましたね。
皆さま、どうぞ楽しいクリスマスを!!!!

もと記事は12/19シュピーゲル電子版より 
原文(ドイツ語)は こちら 訳文はほんの少し、はしょっています。
『田舎のねずみと町のねずみ』というイソップ寓話がありますね。
田舎と都会では、ネズミさんだって生活がちがう。

ならば「田舎の鳥と町の鳥」だって違うかも?…と思ったかどうか知りませんけど、
そういう研究についてのおはなしです。
2013年6月5日の 南ドイツ新聞電子版から、抄訳。

『都会のクロウタドリは、田舎の鳥より早起き宵っ張り

amsel400-1.jpg

都会の生活はストレスが多いものだが、それは鳥たちにも当てはまる。都会の鳥は田舎の鳥よりも宵っ張りで、朝も早く活動を始めることが、ある調査によって浮かび上がった。

この調査では、ミュンヘン市内および郊外の森で複数のクロウタドリ(Turdus merula)♂を捕獲。送信機をつけて放し、何日にもわたって自然界での行動を記録した。
その後ふたたび鳥を捕獲し、10日間ほど外部からの光と音を遮断した実験室に置き、体内時計のデータを得た。「生物は昼夜のリズムに体を順応させて生きています。昼夜の束縛から解放された状態に置くと、その生き物本来の体内時計が働き始めるのです」と、マックス・プランク研究所のパルテッケ氏は言う。

研究の結果は…..
自然界において森のクロウタドリの活動は、日の出から日の入りまで
それに対して都会の鳥は、平均して30分ほど早く起き、夜休むのも9分遅い。つまり1日の活動時間が40分近く長かった。

実験室で調べた体内時計も、両者は異なる。
都会鳥の体内時計は時を刻むスピードがより速く、しかも不安定な状態だった。

amsel250-1.jpg

都会鳥の生物リズムが変化している理由は、夜間の照明や騒音などと考えられる。遺伝子レベルで両者に違いがあるかどうかは調べられていない。また今回たった6羽ずつのデータであることから、クロウタドリ全般の傾向と結論づけることはできない。

しかしほかの研究で、似たようなデータは存在する。
たとえば都会に棲むアオガラは、オスの浮気の回数が増え、都会のクロウタドリは騒音に対抗して、より高音で、より大きな声で鳴く。

体内時計の変化が鳥にとってプラスなのかマイナスなのかは、わかっていない。「朝早く行動する方が餌を見つけるチャンスが増えるのだろう」とパルテッケ氏は推測している。

翻訳おわり
この調査結果はイギリスの学術誌「Proceedings of the Royal Society B」に掲載されたそうです。
アオガラさんの浮気回数が調査されているとは、本人もびっくりでしょうね

もと記事(ドイツ語)は こちら
ドイツ語翻訳コンテストがらみのご報告です。

先週ドイツから、あるインディー・バンドが来日していました。
グループの名は キャプテン・ペンとデルフィの触手たち (Käptn Peng & die Tentakel von Delphi)

tentakel.jpg

どんなバンドかというと…..ドイツ文化センターのHPから紹介文を少し引用しますね。

強烈なビート、知的なテキスト、とんでもない錯乱が織り混ざったその独特のスタイルにより、バンドは短期間のうちにドイツ音楽評論界のハートをがっちりつかんだのみならず、ベルリンの名クラブやドイツの大フェスティヴァルをも席巻。デビュー・アルバム《O探検Die Expedition ins O》(2013)では、リスナーを仮象と実在の彷徨に連れ出し………

私が挑戦した「ドイツ語翻訳コンテスト」の課題は、彼らの歌の一部を訳し、訳詞を歌うパフォーマンスビデオも合わせて提出(チーム応募可)というものでした。

さんざ苦労して翻訳しましてね、娘に歌ってもらったビデオを出したら、1等賞を頂くことに…….  
娘がいっしょうけんめい歌ってくれたものですから、「渋谷でのライブで日本語バージョンも披露」とか、有難くお話がふくらみ、めったにない経験をさせて頂きました。

まずはライブ。
すごいですねぇ、あのライブっちゅうのは。私はスピーカーの前に立ってたものですから、ビートが体に響いて、自分のあばら骨の形が全部わかりました  
でも彼らの音楽は音量で圧倒するタイプではなく、とにかくとにかく、その完成度の高い演奏に魅了されっぱなし…..
live1.jpg

来日記念ビデオ撮影にも参加。(もちろん映るのは、おばはんの私ではなく娘のほうね)
これは渋谷ハチ公前でペンが歌うワンシーン。
ハチ公前2

歌っている「キャプテン・ペン」ことローベルト・グヴィスデックさんは、実は有名な俳優さんで、ドイツ映画賞助演男優賞にもノミネートされるような実力者です。このバンドの哲学的にして知的かつハチャメチャな歌詞は、すべてグヴィスデックさんが書いています。

夜は翻訳コンテスト表彰式。(Nさん、写真ありがとう!)
表彰式2klein (左端がグヴィスデックさん)

このグループの特徴は、何と言っても歌詞。そして音楽の完成度の高さ、ほんと、スゴイです。
それから、台所用品からなるパーカッション! 
ライナーノーツを見ると、普通は「パーカッション:○○○○」と書かれているところですが、
「トランク・なべ・フォーク・スプーン・キッシュ型・鐘と鈴・管・のこぎり・ほうき・
泡だて器・トイレブラシ・ハンドブラシ・シェーカー・グロッケンシュピール・
小型シンバル・電灯スイッチ・鉛筆削り …ペーター・バルツ」

もうこれだけで充分ユニークさがわかりますね。普通のパーカッションセット使ってないんです
ペンのお兄さんのシャバーンの楽器も、鍋をさかさまにしたやつ で、いい音してました。

下はデビューアルバム”Expedition ins O” すごくいいです!
cd.jpg


いくばくかの時間を彼らと一緒に過ごし、私はすっかりファンになってしまいました。
また来日するといいなぁ。

もしかしてご興味を持って下さった方のために、ミュージッククリップをひとつ貼っておきますね。
曲名は「der Anfang ist nah(始まりは近い)」 

この曲では「終わりは死に 始まりは近い....」と歌われていて、ビデオは逆進行する時間を表現しています。途中にボールが筒に吸い込まれるシーンがあるんですが、この2~3秒を撮るだけでも3時間かかったそうです。
映像では、毎秒歌詞の単語が表現されています。


黄色いシャツのペーターが、キッシュ型を泡だて器で叩いている様子が映っていますね。

一連の行事が終わってつくづく感じたのは、私のドイツ語はまだ入り口にも届いてないなぁということ。たしかに翻訳で優勝はしましたが、会話となると言いたいことも十分に言えません。単語力がぜんぜん足らん。勉強の足りなさを思い知った数日でした。とほほ.... 



翻訳コンテストで賞を頂く話を、以前のブログに書きました。

訳したのはドイツの人気ラップグループの歌。
このグループ「キャプテン・ペンとデルフォイの触手たち」が今週来日し、公演するのだそうです。

来日公演にからんで色々動かなければいけない事態勃発で、今週はバタバタです。
めったにない経験をすることになりそう.....

後日ご報告させてくださいね