今日は嬉しい日になりました
今年もベランダの山椒やミカンについたアゲハ幼虫をお世話していまして、今年はなんと クロアゲハ がうちに卵を産んでくれたのです。それも全部で9匹! これは初体験です。
ナミアゲハと違って幼虫もビッグサイズなので、6匹をアゲハ好きな知人に里子に出し、残る3つをお世話してきました。

3つとも無事蛹になり、
クロアゲハ1

寄生虫にやられていないかが一番問題ですが、この子たちは無事だったようです。
時々スプレーで霧を吹きかけるとピクピク動きます。

17日に蛹になった子がちょうど2週間目。
熟してきたらしく、黒い体が透けて見えてきました
いつ羽化してもおかしくないので、今朝ベランダの鉢へ移動。
クロアゲハ2

11時、素敵なクロアゲハ登場
しわしわの羽が少しずつ開いてゆきます。うちでクロさんが誕生したのは初めてです!
クロアゲハ3


午後4時、帰宅すると、まだとまっています。でかい! ナミアゲハの倍近くあるような気がします。
クロアゲハ4

羽の模様から、この子はメスであることが判明。(オスには表面にオレンジの模様がありません)
午後5時、ひらひらと南の方角へ飛んでいきました。
Gute Reise! よい旅を…..

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2015.06.25 アルシ選手
なでしこジャパン、ワールドカップ8強入りしましたね~
いよいよ応援も本腰入れないと‥ という気分になってきました。
やはり最大の敵はドイツでしょう。 男女とも強いですからね。

6/17ツァイト紙電子版に、ドイツナショナルチームで活躍していたファトミレ・アルシ選手(27歳、旧姓バイラマイ)のインタビューが載っています。
コソボ生まれのアルバニア人で、コソボ紛争の時ドイツに逃げてきた移民らしい。読んでみましょう。

alushi.png

 アルシさん、コソボ紛争の戦闘が始まる前、ご両親がドイツに逃げる決心をしたのは1992年(注1)、あなたが5歳の時でしたね。その時のことを覚えていますか?
A  はい、二家族12人がひとつの車に乗って逃げたのです。12人も乗ったなんて信じられないですよね。国境を越えるために、父は仲介者にお金を払いました。その国境がどこだったかは覚えていません。森と川があったこと、夜だったこと、そして懐中電灯を持った人々のことだけ記憶にあります。

 何日間くらいかかりましたか?
A  3~4日だと思います。

  新しい国に来て、初めはどんな感じでしたか?
A 子供にとっては冒険のようなものです。でも、コソボに送還されるのではないかという不安は大きかったです。コソボで私たちは、セルビア人の警察官におびえる生活でしたから、その気持ちをドイツまで引きずっていたのです。ドイツでは、制服を着ている人が私たちに危害を加えるのではなく、逆に助けてくれると理解するまで時間がかかりました。

  ドイツに馴染むのに時間がかかりましたか?
A はじめは大変でした。言葉もまったく通じないし、幼稚園ではひとりで遊んで…… でもじきに友達ができました。

 サッカーはなにか役に立ちましたか?
A  ええ。サッカーを通して周囲に馴染んでいったのです。ドイツについて理解したり色々な町を知ったり、みなサッカーを通してできたことでした。

  サッカーを始めたきっかけは?
A  サッカー好きな兄がふたりいまして、いつも彼らについて行ったのです。少年10人のチームにひとり女の子が混じっているというわけです。
ある時、学校対抗試合がありまして、そのあとみんなから 「ねぇきみ、町のサッカークラブに入ったほうがいいよ」と言われました。

 サッカーが救いになったのですね…?
A サッカーだけではなく、私と家族にとっては、ドイツに来たことが救いでした。

(注1) セルビアの体制変更は1990年7月5日、コソボを含むセルビア全土での住民投票によって可決された。これらの動きによって、80,000人のアルバニア人がコソボで職を追われることになった。(ウィキから引用しました)

翻訳おわり
アルシ選手は、今回のワールドカップメンバーには載っていないようです。残念....
ドイツは、日本では考えられない程たくさんの移民を受け入れている国です。
2014年のドイツへの亡命申請者は20万3千人で、このうちコソボからのアルバニア人は9千人。定住許可が下りるのは申請者の30%くらいだそうです。
インタビュー原文(ドイツ語)は こちら
2015.06.16 スカラベ
ここしばらく旅番組が続きましたので….
今日は日常に戻って、フンコロガシの翻訳文です。 
 
スカラベ(フンコロガシ)は、エジプト王家の谷の壁画にも描かれている由緒ある昆虫です。
壁画

6/10 ヴェルト紙の科学欄から。 
原文の昆虫名 Dungkaefer の訳語ですが、ここでは「糞虫」ではなく、ファーブル昆虫記でおなじみの属名「スカラベ」を使いたいと思います。
以下訳文。


ある種の生き物が生態系に「かけがえのない役目」を担っており、しかも人々はその存在の重要性に気づいていない…スカラベはその良い例である。
dungkaefer400.png

「アザラシやイルカのような人気はなくとも、この偉大なる昆虫抜きにして豊かな自然は得られません。しかし昔に比べて、一年中放牧地として使われる土地が減少しているのです。糞を食べるスカラベにとっては、きびしい環境になりつつあります」と、環境学者のイェルン・ブーゼ博士(コブレンツランダウ大学)は言う。
スカラベがいかに大切な存在か… ブーゼ氏の語る5つの理由に耳をかたむけよう。

その1 栄養素の循環
「牧草地を例にとりましょう。草食動物が、地上バイオマスの一部である植物を食べ、糞をします。その中には吸収されなかった栄養素、つまり植物の堆肥となり得るものがたくさん混じっています。これを植物に還元する橋渡し役がスカラベなのです。
この循環が機能しなくなると、草地は数十年で荒廃してしまいます。
タンザニアのセレンゲティ国立公園では100万頭のヌーが生息し、草をはみ、糞をします。糞に含まれる栄養素は、小さなスカラベの働きで地面に還元されているのです。こうした大規模なリサイクリングなしには、サバンナの自然は保たれません」。

その2 土壌に酸素を送る
「スカラベは地中に穴を掘り、その奥に置いたフン玉に卵を生みます。幼虫は糞玉を食べて育つのです。こうした穴は、地中に酸素を送る働きをして、土壌を豊かにしています」。

その3 植物の種の拡散
「草食動物の糞には植物の種が混じっています。
スカラベのおかげで、この種が地中で発芽するチャンスが生まれます」。

その4 寄生虫の繁殖を抑える
「草食動物の消化管や糞には寄生虫が存在します。糞が地上に放置されたままだと、寄生虫も繁殖してしまいます。スカラベは糞を土中へ運び、寄生虫の繁殖を防いでくれているのです。以前オーストラリアでは、大量の牛を飼育する一方でスカラベがいなかったため、糞の処理が大問題となりました。そこでスカラベを飼育し、草原に放す作戦が実行されました」。

その5 植物の生育促進
「植物を、『肥料無し』 『肥料あり』 『肥料+スカラベ』 の3つに分けて実験室で育ててみると、『肥料+スカラベ』が植物にとって一番良いことがわかります。スカラベが、肥料とともに土をかき混ぜた効果でしょう」。

翻訳おわり
子供の頃、初めてファーブル昆虫記を読んだ時の感動がよみがえりました(^^)
スカラベくんの大奮闘、youtubeからお借りしたのが こちら (58秒)
もと記事(ドイツ語)は こちら
5/18~23  4泊6日のウィーン旅行記、最終回です
今回は 鳥の写真 と 音楽関連 …(わたしは一応音楽家なもので…..)

まずは鳥さんの話から。
クリムトの名画「接吻」を観に、ベルヴェデーレ宮殿へ行ったときのこと。
ちなみに、これが 接吻  (写真はウィキよりお借りしました)
実物はやっぱり迫力でしたね。接吻の前だけ人だかりが出来ていました。

      der kuss


そしてそして、宮殿の前庭でたむろして、寛いでいる黒い鳥さん発見
    カラス1

わぁ~い、鳥さんだぁ!…と近寄ってもあまり逃げません。

    カラス2

カラスかなと思いましたが、色が違いますね。なんという鳥かしら...もしかして「ズキンガラス」? 日本のカラスより小さいようです。

    カラス3

近づいてカメラを向けても平然としています。この写真はトリミングしてません!

実はシェーンブルン宮殿のお庭(無料で入れる!)では、野鳥やリスが近寄ってくるという話を聞いて、行ってみたかったのですが、今回は時間がとれませんでした。 いつの日か……

音楽関係では、次の3か所に行きました。
ベートーヴェンハウス (ウィーン郊外の町バーデン…市電でトコトコ 1 時間!

ベートーヴェン先生が耳の疾患に悩んでいたのは有名な話。
しかし先生は耳以外にも多々具合が悪かったそうです。療養のためにバーデンを何度も訪れ、この建物に間借りしていたそうです。 有名な第九交響曲もここで書かれました。

    ベートーヴェンハウス1

  (ベートーヴェンの病気について、後日翻訳、ブログにアップする予定です)


楽友協会ホール 
世界一響きが良いといわれる「黄金のホール」、ついに潜入(笑)

私の席は   舞台の真上。舞台は全く見えません。(なぜかって、平土間は高くて買えませんでした
楽友協会
  (この下に舞台があります)

舞台は見えないかわりに、身を乗り出して舞台を見る お客さん が見えます(笑)
でも、いや、まったくもって、すんばらしい音響と雰囲気でした


そして…
シューベルトが亡くなった家(ケッテンブリュッケンガッセ6番地)

sterbehaus2.jpg

階段のすり減った、古い建物。
       sterbehaus1.jpg

歩くと床がギシギシ鳴るんですけど、シューベルトが生きていた頃もあんなに音がしたのかしら…? 
そういえばバーデンのベートーヴェンハウスも床がギシギシ鳴っていました。

旅行記はこれで一段落です。
実は体調イマイチで、ほとんどレストランに入れなかったのが残念。
でもウィーンは人が素朴で温かい。不思議な魅力にあふれた街だと、今回も感じました。

アメリカのコンサルティング会社による 「世界生活環境調査・都市ランキング」 で、オーストリアの首都ウィーンが6年連続第1位にかがやいたそうです!  このニュースについて詳しくは こちら のコラムに詳しく載っています。
長い旅行記、お読み下さってありがとうございます!