2015.09.20 ヒース
今日はドイツ自然保護協会(NABU)のHPから、「今月の自然写真」に選ばれた作品の解説を翻訳してみようと思います。
晩夏から初秋にかけてドイツでは、美しい薄紫色のカルーナ(和名ギョリュウモドキ)という花が、荒野を美しく染めるそうです。ロベルト・ゾンマー氏撮影の写真とともに..... 
抄訳、大意です。

ヒース

8月中旬から9月にかけて、荒野は輝くような淡紫色に染まる。この植物カルーナブルガリスは、中部・北部ヨーロッパで、農耕に適さない痩せた酸性の土地を好んで繁殖する。

花盛りの荒地では、小さな花から花へ忙しく蜜を集めるミツバチの羽音が聞こえてくる。カルーナの小さな花ひとつずつの糖分は、1日あたり0.12mgに達するほどで、蜜集めには大変適している。
荒地ではミツバチのほかにも、甘い花をもとめてやってくるトカゲやモリヒバリ、ノロジカや野ウサギの姿を見ることもできる。

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カルーナが繁茂するこうした荒地は、痩せた土地を農耕に適するようにと改良する過程で生まれたものである。
まず原野の土を掘り出して家畜小屋の敷き土に使い、その土を家畜の糞ごと畑にまいて肥料にする方法が、19世紀さかんに行われた。

たびたび表面をはぎとられた原野の土壌は浸食に弱くなり、雨が土壌の栄養分を洗い流し、風が砂粒を吹き飛ばして砂漠のような痩せた土地になる。
こうしてできた砂丘のような土地からも、栄養分を取って繁茂できるのがカルーナという植物であった。

翻訳おわり
このような荒地そのものを欧米では「ヒース」と呼ぶそうです。
ドビュッシーのピアノ曲に「ヒース」の名を冠するシンプルな作品があって、私はてっきり植物名と思いつつ弾いていました。植物の名であるとともに、こうした荒地そのものを指す言葉なんですね。なんと初耳! 勉強になりました(^^)

もと記事は こちら2番目の写真はウィキよりお借りしました。
今回コメント欄閉じております。お読み下さって本当に有難うございます!
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2015.09.13 初秋のアゲハ
先週はひどい大雨でしたね。みなさんご無事でしたか?

先日のこと…
「今日明日は台風で大雨…」と言う日の朝、うちのアゲハが2つ羽化しました。

羽化を数日遅らせるようサナギに耳打ちしてあげたいのですが、それは無理な話。
飼育初心者の頃は、雨の日は羽化するはずがない、何かセンサーがあるだろうと勝手に思って、蛹をベランダにずっと置いていたら、大嵐の朝に羽化して羽が開かないうちに雨に打たれて死んでいたことがありました。
その教訓から、嵐と羽化が重なりそうなときは蛹を外へ置かず、蝶になったら強制的にお泊りしてもらいます。

ケース
プラケースに花をセット。食事は薄いはちみつ水を朝晩スポイトで飲ませます。

大雨の2日間プラケースで待機してもらって、台風一過の朝ベランダへ出しました。すぐには飛んで行かず、のんびりしています。
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飛び立つ瞬間を見ることはできませんでしたが、一件落着。

下の画像は、12日朝に羽化した別の蝶の写真です。
 サナギの背中が割れました。
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うんしょうんしょ...
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実はこの日、2つの蛹が同時に羽化しました!
下の写真は上の4枚のとなりで羽化した子です。
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残念ながら仕事に出掛ける時間になり、ここから先の写真を撮ることはできませんでした。
秋空へ羽ばたいていったことでしょう。