2015.10.25 お局さま近況
我が家には、10年も健在の巨大シクラメンがあります。
半端ない貫禄なので、いつの間にか お局さま と呼ぶようになりました。
今日はお局さまの近況報告。

シクラメン4-300(2015年春のお局さま)

今年は初夏から夏にかけて ヨトウムシにやられました。
ちょっと油断すると葉っぱで大宴会をやってくれます。
美貌が自慢のお局さまがハゲチョロケに…

今年は本当にひどく食い荒らされましてね、枯れてしまうかもと覚悟しました。
しかし涼しい秋風が吹くと、モリモリと葉っぱが出てきました。ただではヘコタレない生命力!

そこで少しばかり肥料(バッドグアノ=コウモリの糞)を投入。
baddoguano.jpg

ホームセンターで400円くらいで売っているもの。匂いもなく植物にもやさしい。土の上にパラパラまくだけでOK

あとは米のとぎ汁を数回かけました。
なるべく球根にかからないように、周りの土の部分にまきます。
下は2日前のお局さま。

シクラメン1
写真ではうまく迫力が伝わりませんが、中央の葉っぱ一枚の直径は20cmですぞ。信じられます?

こちらはまだ3年目の鉢「ご新造さん」
小さく見えますが、これが一般的な大きさ。季節を勘違いして、花が2つ咲いています。
シクラメン2

10年ものと3年もの、2つの鉢を並べてみると...
シクラメン3

お局さまの、なんと巨大なことよ。
秋に葉っぱが茂ると、来春かならず花がつく… 楽しみです!
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今日は、ベートーヴェン先生のお騒がせな逸話をひとつ、訳してみましょう。

下はバーデン(ウィーン郊外)の記念館に展示されていた絵画。
先生の没後100周年を記念して、ある逸話をもとに描かれたそうです。
『ノイシュテッター運河沿いを歩くベートーヴェン』
G.W.ラウテンシュレーガー作

DSCN0252_convert_20151017001728.jpg

当時ウィーン南西部の町や村を縫って、石炭や木材やレンガなどをウィーンの町へ運ぶ、63キロにおよぶ人工の運河がありました。運河はおそらくバーデンの近くを通っていたものと思われます。
ウィーンに住んでいたベートーヴェンは体調不良に悩まされ、医者にバーデンでの湯治をすすめられます。お湯以外にも街のたたずまいが気に入った先生は、生涯に15回もバーデンに長期滞在。有名な第九交響曲もここで作曲されました。

ある日のこと……  バーデン滞在中のベートーヴェンの逸話です。

beethovenn.jpg

ベートーヴェンは、運河に沿った道を散歩しておりました。一心不乱に歩き続け、日も暮れる頃には、バーデンから30キロ近く離れた所まで来てしまいました。
自分がどこにいるのかわからなくなったベートーヴェンは、通りがかりの家々の窓を覗きこみます。帽子をかぶらず、古ぼけたコートを着てうろつくベートーヴェンを、人々は浮浪者だと思い、警察を呼んでしまいます。そしてベートーヴェンは逮捕されました。

男は、「自分は作曲家のベートーヴェンだ」と主張しますが、なかなか信じてもらえません。
とうとう最後に町に住む音楽監督が呼ばれ、男が大作曲家ベートーヴェンであることがわかります。
市長さんもかけつけて謝罪し、彼は馬車でバーデンまで送ってもらいましたとさ。

翻訳終わり
実話なのかどうか、そこの所はわかりませんが、着るものに無頓着のベートーヴェンにはありえる話。あまりにも服に無頓着だったので、眠っている間にこっそり友人が服を洗濯した…という話があるくらい。
そういえば刑事コロンボも、たしか浮浪者と間違われるストーリーがありましたね(*´ω`)┛
じゃ~ん!!
見てくだっせぇ、  ぴんぷす作 アップルパイ

アップルパイ2


昨日は、山田先生のお菓子教室、第3回目でした。 お題は「りんご」

青森の紅玉りんご3個を使用します。
幸いなことに昨日のレッスンはマンツーマン! 
先生が横から指示して下さって、作るのは生徒自身というレッスンスタイルです。

生地を均等に伸ばすのが、意外にむずかしいんですねぇ。利き手の方に力が入って、右側が薄くなってしまいます。
先生は簡単そうにやって見せますが、初心者には手ごわい作業。

まぁ何とか生地を仕上げて、煮リンゴを敷き、200度のオーブンで37分焼きます。

アップルパイ1

ふくらんでくれました!  初めてにしてはまずまずの出来でしょうか?

カットして横から見たところ
アップルパイ3

食べてみると、味は◎  パイ生地のサクサク感は△
皮が重くなったのは、生地伸ばしに手間取ったせいです。「手早く、手早く」と言われた意味がわかりました。

まぁ理想通りにはいかなくても、自分で作ったパイはうまいっ
じつに贅沢な秋の一日でした(^-^)/


だいぶ時間がたってしまいましたが…
ベートーヴェンハウス(ウィーン郊外バーデンにある記念館)訪問記つづきです。
大作曲家の記念館ですから、本人が弾いたピアノが置かれています。
現代のピアノとちがって、ペダルが5本もついていますね。

klavier400.jpg

このハンマークラヴィーア(ピアノ)は、楽器製作者コンラート・グラーフ(1782-1851)が製作したもので、当時これを所有していたのは地方判事ヨーゼフ・ペルガー氏(1775-1846)。 ベートーヴェンはたびたび彼の屋敷に招かれ、この楽器を演奏したそうです。
現代のピアノとの違いは、音量が小さく、倍音が豊かで、響きに余韻があること。

18世紀まで鍵盤楽器といえば、弦をはじいて音を出す「チェンバロ」が主流でした。
しかし1700年頃に打弦機構(ハンマーが弦を叩く)が発明され、チェンバロよりも表現力豊かなハンマークラヴィーアが登場、しだいに改良が重ねられてゆきます。
作曲家たちの要求があって楽器が改良され、楽器の可能性に触発されて新しい楽曲がうまれる….ベートーヴェンが生きたのはそんな時代でした。

portraet450.jpg

楽器の名前も、ハンマーフリューゲル、ハンマークラヴィーア、ピアノフォルテ、フォルテピアノ、などさまざまでしたが、最終的に「ピアノ」に落ち着いて現代にいたります。
ちなみに下の写真は「シューベルト最期の家」に展示されていた楽器。こちらは現代と同じ3本ペダル。

schubert.jpg


自筆譜も展示されていました。ちょっと不鮮明......もっと近くから撮ればよかった....
下はピアノソナタ「告別」の冒頭。有名な Le-be-Wohl (さようなら) の言葉が書き込まれた部分です。
告別2

下の方、ザザザッと線で消されていますね。思考錯誤したのでしょう。消した2小節分の音が、その上の段の余白に書き込まれています。ベートーヴェン先生は努力の人でした。