| Home |
2017.01.29
自然界のトリック
今日は、南ドイツ新聞オンライン版から、科学欄の記事翻訳です。
『冬を生き抜くためのトリック』
野生動物たちは厳しい冬を生き延びるために、たくみな進化をとげてきた。

凍った湖面にたたずむカモ。寒そうに見えるが、かれらの脚には 奇網 と呼ばれる熱交換システムがある。動脈を通って脚に流れ込んだ温かい血液が、網目のように隣接する静脈血を素早く温めてくれるので、脚は凍るほど冷たくならず、また体温も暖かく保たれる。
人間が裸足で氷面に立つ場合と比べて、鳥の脚と氷面の温度差はごくわずかなので、脚から体温が奪われることがない。
ホッキョクグマは進化の過程で素晴らしいメカニズムを手に入れた。
彼らの体毛の中心には空洞がある。そこに空気をためることができるばかりでなく、太陽熱を体表へ送る役目もはたす。
また、白より黑い色のほうが熱を取り込む力があるので、ホッキョクグマの表皮は黒色である。
シジュウカラなどの小鳥たちは、代謝機能を維持するために多くのエネルギーが必要である。身にまとう羽毛が寒さを防いでくれるが、それでも寒い夜の間に、多くの体脂肪が燃焼される。脂肪層を蓄えたいところだが、そうなると体が重くなって動作がにぶり、捕食されてしまう。
オックスフォード大学の研究者らの観察によると、鳥たちは午前中のうちに最良の餌場を見つけ出し、確認し、しかし夕方になって初めて食べにくるという。この行動によって、夜間のための皮下脂肪を維持し、さらに捕食者から逃れる体力を保っているのだ。

おもに水中で生活するカワウソは、低い水温から身を守らねばならない。かれらの毛皮の密度は1平方センチメートルあたり5万本。これは生き物の中で最高の密度である。
翻訳おわり
シロクマって、地はクロクマなんですね。へぇ~! (^^)
東京は明日は17度の予想らしいです。この間の寒波が寒さの底だったのでしょうか。
もうしばらくの辛抱ですね。
翻訳もと記事(ドイツ語)は こちら
『冬を生き抜くためのトリック』
野生動物たちは厳しい冬を生き延びるために、たくみな進化をとげてきた。

凍った湖面にたたずむカモ。寒そうに見えるが、かれらの脚には 奇網 と呼ばれる熱交換システムがある。動脈を通って脚に流れ込んだ温かい血液が、網目のように隣接する静脈血を素早く温めてくれるので、脚は凍るほど冷たくならず、また体温も暖かく保たれる。
人間が裸足で氷面に立つ場合と比べて、鳥の脚と氷面の温度差はごくわずかなので、脚から体温が奪われることがない。
ホッキョクグマは進化の過程で素晴らしいメカニズムを手に入れた。
彼らの体毛の中心には空洞がある。そこに空気をためることができるばかりでなく、太陽熱を体表へ送る役目もはたす。
また、白より黑い色のほうが熱を取り込む力があるので、ホッキョクグマの表皮は黒色である。
シジュウカラなどの小鳥たちは、代謝機能を維持するために多くのエネルギーが必要である。身にまとう羽毛が寒さを防いでくれるが、それでも寒い夜の間に、多くの体脂肪が燃焼される。脂肪層を蓄えたいところだが、そうなると体が重くなって動作がにぶり、捕食されてしまう。
オックスフォード大学の研究者らの観察によると、鳥たちは午前中のうちに最良の餌場を見つけ出し、確認し、しかし夕方になって初めて食べにくるという。この行動によって、夜間のための皮下脂肪を維持し、さらに捕食者から逃れる体力を保っているのだ。

おもに水中で生活するカワウソは、低い水温から身を守らねばならない。かれらの毛皮の密度は1平方センチメートルあたり5万本。これは生き物の中で最高の密度である。
翻訳おわり
シロクマって、地はクロクマなんですね。へぇ~! (^^)
東京は明日は17度の予想らしいです。この間の寒波が寒さの底だったのでしょうか。
もうしばらくの辛抱ですね。
翻訳もと記事(ドイツ語)は こちら
スポンサーサイト
2017.01.26
ジャズ羊羹
お寒うございます!
前回のブログから年月が過ぎ(笑) 知り合いから「ブログ止まってるね、風邪?」なんて言われたりしてますが、いちおう元気です。毎日寒くて、指も脳ミソも固まっておりました。
今日は、楽しい羊羹をご紹介です。
これは頂きものでして、

もらって開けたとたんに、目がテンになりましたです。

ひゃ~! 鍵盤よーかん! しかも完璧に美しい!
これは湯布院のお店 『湯布院CREEKS』の、ジャズ羊羹 というものです。
弾いてみたくなりますねぇ
中にはワイン漬けのドライいちじくがゴロゴロ !


鍵盤の模様は、柿渋と和紙を使う「刷り込み」という伝統技法で描かれたものだそうです。
指で押しても音は出ませんが(笑)、なんてお洒落な羊羹でしょう。
ピアノを習っている子供がいるお宅に、手土産によさそうです(^^)
次回更新は明後日に、翻訳で
前回のブログから年月が過ぎ(笑) 知り合いから「ブログ止まってるね、風邪?」なんて言われたりしてますが、いちおう元気です。毎日寒くて、指も脳ミソも固まっておりました。
今日は、楽しい羊羹をご紹介です。
これは頂きものでして、

もらって開けたとたんに、目がテンになりましたです。

ひゃ~! 鍵盤よーかん! しかも完璧に美しい!
これは湯布院のお店 『湯布院CREEKS』の、ジャズ羊羹 というものです。
弾いてみたくなりますねぇ

中にはワイン漬けのドライいちじくがゴロゴロ !


鍵盤の模様は、柿渋と和紙を使う「刷り込み」という伝統技法で描かれたものだそうです。
指で押しても音は出ませんが(笑)、なんてお洒落な羊羹でしょう。
ピアノを習っている子供がいるお宅に、手土産によさそうです(^^)
次回更新は明後日に、翻訳で

2017.01.12
アマツバメ
新年初翻訳は、鳥さんの話題でカッコいいものがいいなぁ… と探してみたら、ありました! 飛行時間新記録のアマツバメさんです。
昨年10月の記事なので、鳥好きの皆さんはご存知の内容かも。
2016 年10月 28日、ヴェルト紙より
10か月間飛び続けるアマツバメ

ヨーロッパアマツバメは10か月もの間、地上に降りずに飛び続けるという研究報告が、米科学誌『カレント・バイオロジー』に発表された。314日間の飛行は鳥類最長記録である。
ルンド大学(スウェーデン)のヘデンストレーム博士を中心とするチームは、繁殖期を南スウェーデンで過ごすヨーロッパアマツバメ13羽に記録装置を取り付け、2年にわたって追跡した。
すると、彼らが地上で過ごすのは繁殖期2か月間のみ。繁殖後はアフリカへ渡るが、渡り途中も含めて次の繁殖期まで、ほぼすべての時間を空中で過ごしていることがわかった。
夜だけ時折、地上に降りる個体もあったが、それでも99.5%の時間は空中にあり、一度も着地しない個体のほうが多かった。最長記録の一羽は、314日間の飛行を記録した。

鳥たちはどのように空中で睡眠をとっているのだろうか?
これについてはマックスプランク研究所の科学者らが学術誌『ネイチャーコミュニケーションズ』に掲載した報告がある。これは、グンカンドリが滑空しながら眠っているというもので、1日あたりの睡眠はほぼ45分間ほどという。その間、脳の半分は覚醒して、そちら側の眼が開いてる。また時には、脳全体が睡眠モードになることもある。
(グンカンドリ♂)
アマツバメもこのように睡眠をとっているのだろうか。
実際に計測器をつけたアマツバメは、午前7~8時と午後6~7時頃に、強い羽ばたき運動をしている。この時に、高く高く上昇してゆくのだろう。その後は羽ばたきが減少し、滑空する「省エネモード」の状態が続く。
「アマツバメたちは毎日、朝日と夕日をあびつつ羽ばたいて2000m~3000mまで上昇し、その後ゆっくりと滑空しながらひと眠りしていると推測しますが、その睡眠方法は解明されていません」と、ヘデンストレーム博士は言う。
翻訳終わり
カッコいい話ですね~
猛禽類に襲われる危険もなく、くつろげるのでしょうか。
小鳥を飼うと、夜は止まり木に片足でとまり、丸くなって背中に頭を突っ込んで眠っているのを見ますが、それが普通の就寝スタイルですよね。
ちなみにアマツバメに付けた記録装置は、鳥の負担にならないよう1グラムほどのものだったそうです。
グンカンドリの睡眠を紹介している記事は こちら でお読みになれます。
翻訳もと記事(ドイツ語)は こちら
昨年10月の記事なので、鳥好きの皆さんはご存知の内容かも。
2016 年10月 28日、ヴェルト紙より
10か月間飛び続けるアマツバメ

ヨーロッパアマツバメは10か月もの間、地上に降りずに飛び続けるという研究報告が、米科学誌『カレント・バイオロジー』に発表された。314日間の飛行は鳥類最長記録である。
ルンド大学(スウェーデン)のヘデンストレーム博士を中心とするチームは、繁殖期を南スウェーデンで過ごすヨーロッパアマツバメ13羽に記録装置を取り付け、2年にわたって追跡した。
すると、彼らが地上で過ごすのは繁殖期2か月間のみ。繁殖後はアフリカへ渡るが、渡り途中も含めて次の繁殖期まで、ほぼすべての時間を空中で過ごしていることがわかった。
夜だけ時折、地上に降りる個体もあったが、それでも99.5%の時間は空中にあり、一度も着地しない個体のほうが多かった。最長記録の一羽は、314日間の飛行を記録した。

鳥たちはどのように空中で睡眠をとっているのだろうか?
これについてはマックスプランク研究所の科学者らが学術誌『ネイチャーコミュニケーションズ』に掲載した報告がある。これは、グンカンドリが滑空しながら眠っているというもので、1日あたりの睡眠はほぼ45分間ほどという。その間、脳の半分は覚醒して、そちら側の眼が開いてる。また時には、脳全体が睡眠モードになることもある。

アマツバメもこのように睡眠をとっているのだろうか。
実際に計測器をつけたアマツバメは、午前7~8時と午後6~7時頃に、強い羽ばたき運動をしている。この時に、高く高く上昇してゆくのだろう。その後は羽ばたきが減少し、滑空する「省エネモード」の状態が続く。
「アマツバメたちは毎日、朝日と夕日をあびつつ羽ばたいて2000m~3000mまで上昇し、その後ゆっくりと滑空しながらひと眠りしていると推測しますが、その睡眠方法は解明されていません」と、ヘデンストレーム博士は言う。
翻訳終わり
カッコいい話ですね~
猛禽類に襲われる危険もなく、くつろげるのでしょうか。
小鳥を飼うと、夜は止まり木に片足でとまり、丸くなって背中に頭を突っ込んで眠っているのを見ますが、それが普通の就寝スタイルですよね。
ちなみにアマツバメに付けた記録装置は、鳥の負担にならないよう1グラムほどのものだったそうです。
グンカンドリの睡眠を紹介している記事は こちら でお読みになれます。
翻訳もと記事(ドイツ語)は こちら
2017.01.06
初ドライブ
明けましておめでとうございます。
たま~に、こっそりと更新する弱小ブログ、
肩の力を抜いて (抜けすぎてるってば)、
控えめに (どんどん中身が薄くなるね、ハイ)、
続けてまいりますので、今年もよろしくお願いいたします。
2017年の初行事は、北関東にある父母の墓参り。
(ふだんサボってますからね。バチが当たらないうちにお参りしないといけません)
1月4日、10時、都内の道路は空いていました。
環八もほれ、このとおり、ガラガラ。

外環から東北道に入り、北上します。
館林インターを降りて、田んぼの中を30分ほど走りぬけます。

この辺は関東平野の突き当りで、北には山並みが見えますね。
手前の川は渡良瀬川。あの山のずっと向こうは日光です。

さて、墓参りが無事に終わって帰り道。ぜひ寄ろうと思っていたのが、東北道上り線・羽生サービスエリア。
ここは、池波正太郎の時代小説 『鬼平犯科帳』 に出てくる江戸の街並みが再現されていて、なかなか面白いサービスエリアなんです。トイレ以外はすべて江戸風。

この松だって、張りぼてじゃなくて本物。



建物内には鬼平犯科帳に出てくる蕎麦屋とかもある。凝った造りになっています。
ウナギ屋さんもあって、ここが美味しいんですよ。家人に、うな弁当を買いました。
ちなみに こちら が鬼平江戸処のHP
正月休みも明日いっぱいです。
たま~に、こっそりと更新する弱小ブログ、
肩の力を抜いて (抜けすぎてるってば)、
控えめに (どんどん中身が薄くなるね、ハイ)、
続けてまいりますので、今年もよろしくお願いいたします。
2017年の初行事は、北関東にある父母の墓参り。
(ふだんサボってますからね。バチが当たらないうちにお参りしないといけません)
1月4日、10時、都内の道路は空いていました。
環八もほれ、このとおり、ガラガラ。

外環から東北道に入り、北上します。
館林インターを降りて、田んぼの中を30分ほど走りぬけます。

この辺は関東平野の突き当りで、北には山並みが見えますね。
手前の川は渡良瀬川。あの山のずっと向こうは日光です。

さて、墓参りが無事に終わって帰り道。ぜひ寄ろうと思っていたのが、東北道上り線・羽生サービスエリア。
ここは、池波正太郎の時代小説 『鬼平犯科帳』 に出てくる江戸の街並みが再現されていて、なかなか面白いサービスエリアなんです。トイレ以外はすべて江戸風。





建物内には鬼平犯科帳に出てくる蕎麦屋とかもある。凝った造りになっています。
ウナギ屋さんもあって、ここが美味しいんですよ。家人に、うな弁当を買いました。
ちなみに こちら が鬼平江戸処のHP
正月休みも明日いっぱいです。
| Home |