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2017.01.12
アマツバメ
新年初翻訳は、鳥さんの話題でカッコいいものがいいなぁ… と探してみたら、ありました! 飛行時間新記録のアマツバメさんです。
昨年10月の記事なので、鳥好きの皆さんはご存知の内容かも。
2016 年10月 28日、ヴェルト紙より
10か月間飛び続けるアマツバメ

ヨーロッパアマツバメは10か月もの間、地上に降りずに飛び続けるという研究報告が、米科学誌『カレント・バイオロジー』に発表された。314日間の飛行は鳥類最長記録である。
ルンド大学(スウェーデン)のヘデンストレーム博士を中心とするチームは、繁殖期を南スウェーデンで過ごすヨーロッパアマツバメ13羽に記録装置を取り付け、2年にわたって追跡した。
すると、彼らが地上で過ごすのは繁殖期2か月間のみ。繁殖後はアフリカへ渡るが、渡り途中も含めて次の繁殖期まで、ほぼすべての時間を空中で過ごしていることがわかった。
夜だけ時折、地上に降りる個体もあったが、それでも99.5%の時間は空中にあり、一度も着地しない個体のほうが多かった。最長記録の一羽は、314日間の飛行を記録した。

鳥たちはどのように空中で睡眠をとっているのだろうか?
これについてはマックスプランク研究所の科学者らが学術誌『ネイチャーコミュニケーションズ』に掲載した報告がある。これは、グンカンドリが滑空しながら眠っているというもので、1日あたりの睡眠はほぼ45分間ほどという。その間、脳の半分は覚醒して、そちら側の眼が開いてる。また時には、脳全体が睡眠モードになることもある。
(グンカンドリ♂)
アマツバメもこのように睡眠をとっているのだろうか。
実際に計測器をつけたアマツバメは、午前7~8時と午後6~7時頃に、強い羽ばたき運動をしている。この時に、高く高く上昇してゆくのだろう。その後は羽ばたきが減少し、滑空する「省エネモード」の状態が続く。
「アマツバメたちは毎日、朝日と夕日をあびつつ羽ばたいて2000m~3000mまで上昇し、その後ゆっくりと滑空しながらひと眠りしていると推測しますが、その睡眠方法は解明されていません」と、ヘデンストレーム博士は言う。
翻訳終わり
カッコいい話ですね~
猛禽類に襲われる危険もなく、くつろげるのでしょうか。
小鳥を飼うと、夜は止まり木に片足でとまり、丸くなって背中に頭を突っ込んで眠っているのを見ますが、それが普通の就寝スタイルですよね。
ちなみにアマツバメに付けた記録装置は、鳥の負担にならないよう1グラムほどのものだったそうです。
グンカンドリの睡眠を紹介している記事は こちら でお読みになれます。
翻訳もと記事(ドイツ語)は こちら
昨年10月の記事なので、鳥好きの皆さんはご存知の内容かも。
2016 年10月 28日、ヴェルト紙より
10か月間飛び続けるアマツバメ

ヨーロッパアマツバメは10か月もの間、地上に降りずに飛び続けるという研究報告が、米科学誌『カレント・バイオロジー』に発表された。314日間の飛行は鳥類最長記録である。
ルンド大学(スウェーデン)のヘデンストレーム博士を中心とするチームは、繁殖期を南スウェーデンで過ごすヨーロッパアマツバメ13羽に記録装置を取り付け、2年にわたって追跡した。
すると、彼らが地上で過ごすのは繁殖期2か月間のみ。繁殖後はアフリカへ渡るが、渡り途中も含めて次の繁殖期まで、ほぼすべての時間を空中で過ごしていることがわかった。
夜だけ時折、地上に降りる個体もあったが、それでも99.5%の時間は空中にあり、一度も着地しない個体のほうが多かった。最長記録の一羽は、314日間の飛行を記録した。

鳥たちはどのように空中で睡眠をとっているのだろうか?
これについてはマックスプランク研究所の科学者らが学術誌『ネイチャーコミュニケーションズ』に掲載した報告がある。これは、グンカンドリが滑空しながら眠っているというもので、1日あたりの睡眠はほぼ45分間ほどという。その間、脳の半分は覚醒して、そちら側の眼が開いてる。また時には、脳全体が睡眠モードになることもある。

アマツバメもこのように睡眠をとっているのだろうか。
実際に計測器をつけたアマツバメは、午前7~8時と午後6~7時頃に、強い羽ばたき運動をしている。この時に、高く高く上昇してゆくのだろう。その後は羽ばたきが減少し、滑空する「省エネモード」の状態が続く。
「アマツバメたちは毎日、朝日と夕日をあびつつ羽ばたいて2000m~3000mまで上昇し、その後ゆっくりと滑空しながらひと眠りしていると推測しますが、その睡眠方法は解明されていません」と、ヘデンストレーム博士は言う。
翻訳終わり
カッコいい話ですね~
猛禽類に襲われる危険もなく、くつろげるのでしょうか。
小鳥を飼うと、夜は止まり木に片足でとまり、丸くなって背中に頭を突っ込んで眠っているのを見ますが、それが普通の就寝スタイルですよね。
ちなみにアマツバメに付けた記録装置は、鳥の負担にならないよう1グラムほどのものだったそうです。
グンカンドリの睡眠を紹介している記事は こちら でお読みになれます。
翻訳もと記事(ドイツ語)は こちら
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