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2018.03.26
クイズ
前回のブログに続いて、もう一回渡り鳥の話題です。
ドイツ自然保護協会(NABU)のサイトを見ていたらクイズが載っていたので、いくつか訳してみますね。
題して 渡り鳥クイズ
ちょっと易しいかな~...

1 南方へ向かって渡る理由は?
A 暖かさを求めて
B 南の土地の方が多くのエサがあるから
2 ドイツで繁殖する鳥は250種。
そのうち、渡り鳥はどれくらいいる?
A 40種
B 120種
C 200種
3 ツルがスペインの越冬地へ渡ってゆく時、平均飛行速度はおおよそどれくらい?
A 22km/h
B 68km/h
C 134km/h
4 次のうち、大きな群れを作って渡るのはどれ?
A ヨーロッパコマドリ
B アトリ
C ナイチンゲール
D モズ
5 コウノトリやトビが楽に飛ぶために使うのはどれ?
A 熱上昇風
B 磁気
C 南風
6 往復の渡りで4万キロという長距離を飛ぶのはどれ?
A コウノトリ
B マヒワ
C キョクアジサシ
D ノハラツグミ
7 渡りの方角を定めるのに関係ないものはどれ?
A 風
B 星座
C 太陽の位置
D 川や海岸線などのランドマーク
E 地球の磁気
8 冬にいなくなる鳥について、アリストテレスが唱えていた説は次のどれ?
A群れごと洞窟の中で冬をすごす
B冬になると他の生物に姿を変える
C湖の底で冬眠している
訳文おわり
答えは
1 B 2 B
3 B 4 B
5 A 6 C
7 A 8 C
皆さんには易しかったかな? (って言いながら私は2つ間違った
)
私は4番がわかりませんでした。Aのコマドリかなと思ったら、正解はアトリ。
何千もの鳥が雲のように大きな群れを作ると、猛禽類などに襲われた時に、瞬間的に群れの姿を変えることで捕食者を惑わせることができる。しかしこのような速い飛翔は多くのエネルギーを必要とすることが、ハトの実験でわかっているそうです。
「万学の祖」と言われるアリストテレスは、鳥たち(とくにツバメ)が、両生類のように湖の底にもぐって冬眠する説を主張していたそうな。へぇ~、おやまぁ!
クイズの原文(ドイツ語)は こちら
ドイツ自然保護協会(NABU)のサイトを見ていたらクイズが載っていたので、いくつか訳してみますね。
題して 渡り鳥クイズ
ちょっと易しいかな~...

1 南方へ向かって渡る理由は?
A 暖かさを求めて
B 南の土地の方が多くのエサがあるから
2 ドイツで繁殖する鳥は250種。
そのうち、渡り鳥はどれくらいいる?
A 40種
B 120種
C 200種
3 ツルがスペインの越冬地へ渡ってゆく時、平均飛行速度はおおよそどれくらい?
A 22km/h
B 68km/h
C 134km/h
4 次のうち、大きな群れを作って渡るのはどれ?
A ヨーロッパコマドリ
B アトリ
C ナイチンゲール
D モズ
5 コウノトリやトビが楽に飛ぶために使うのはどれ?
A 熱上昇風
B 磁気
C 南風
6 往復の渡りで4万キロという長距離を飛ぶのはどれ?
A コウノトリ
B マヒワ
C キョクアジサシ
D ノハラツグミ
7 渡りの方角を定めるのに関係ないものはどれ?
A 風
B 星座
C 太陽の位置
D 川や海岸線などのランドマーク
E 地球の磁気
8 冬にいなくなる鳥について、アリストテレスが唱えていた説は次のどれ?
A群れごと洞窟の中で冬をすごす
B冬になると他の生物に姿を変える
C湖の底で冬眠している
訳文おわり
答えは
1 B 2 B
3 B 4 B
5 A 6 C
7 A 8 C
皆さんには易しかったかな? (って言いながら私は2つ間違った

私は4番がわかりませんでした。Aのコマドリかなと思ったら、正解はアトリ。
何千もの鳥が雲のように大きな群れを作ると、猛禽類などに襲われた時に、瞬間的に群れの姿を変えることで捕食者を惑わせることができる。しかしこのような速い飛翔は多くのエネルギーを必要とすることが、ハトの実験でわかっているそうです。
「万学の祖」と言われるアリストテレスは、鳥たち(とくにツバメ)が、両生類のように湖の底にもぐって冬眠する説を主張していたそうな。へぇ~、おやまぁ!
クイズの原文(ドイツ語)は こちら
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2018.03.15
ツルの北帰行
水ぬるむ頃になりました。
バードウォッチャーの方々のブログを拝見すると、春の渡りが始まっているようです。
ドイツのシュピーゲル誌にも……ツル北帰行の美しい写真が目を引きました。
訳してみましょう。3月7日シュピーゲル誌科学欄より抄訳です。
Krru! Krarr!
ツル、ドイツへ帰る
ドイツの空が、賑やかになってきた。トランペットのような声を響かせて、ツルの群れがドイツ上空を、繁殖地めざして通過している。

スペインのエクストレマドゥーラ州で越冬していた約30万羽のツルたちが、ドイツやスカンジナビア半島、バルト三国(エストニア・ラトビア・ニトアニア)へ向かって飛んでいる。
ドイツのリューゲン島(バルト海に浮かぶドイツ最大の島)からベルリン北部の地域には、最大の中継地がある。この中継地で羽を休めるツルの数は、秋に多く、春は少ない。春の渡りでは、鳥たちが1日でも早く繁殖地へ向かおうとするためである。
ツルたちは夏を中欧・北欧各地で過ごす。
一夫一婦であるが、ときにはパートナーが変わることもある。3月~4月には羽を広げた求愛ダンスを見ることができ、この際のどを鳴らして、トランペットのような声を出す。
翻訳終わり
30万羽のツルがつぎつぎ渡ってゆく様は圧巻でしょう。
ツルの鳴き声は、日本ではコウコウとか表現されるようですが、この記事(ドイツ語)では
Krru! Krarr! (あえてカタカナになおすと、クルー! クラール! でしょうか)
鳴き声の表現も国によって違いますね。
もと記事(ドイツ語)は こちら
バードウォッチャーの方々のブログを拝見すると、春の渡りが始まっているようです。
ドイツのシュピーゲル誌にも……ツル北帰行の美しい写真が目を引きました。
訳してみましょう。3月7日シュピーゲル誌科学欄より抄訳です。
Krru! Krarr!
ツル、ドイツへ帰る
ドイツの空が、賑やかになってきた。トランペットのような声を響かせて、ツルの群れがドイツ上空を、繁殖地めざして通過している。

スペインのエクストレマドゥーラ州で越冬していた約30万羽のツルたちが、ドイツやスカンジナビア半島、バルト三国(エストニア・ラトビア・ニトアニア)へ向かって飛んでいる。
ドイツのリューゲン島(バルト海に浮かぶドイツ最大の島)からベルリン北部の地域には、最大の中継地がある。この中継地で羽を休めるツルの数は、秋に多く、春は少ない。春の渡りでは、鳥たちが1日でも早く繁殖地へ向かおうとするためである。
ツルたちは夏を中欧・北欧各地で過ごす。
一夫一婦であるが、ときにはパートナーが変わることもある。3月~4月には羽を広げた求愛ダンスを見ることができ、この際のどを鳴らして、トランペットのような声を出す。
翻訳終わり
30万羽のツルがつぎつぎ渡ってゆく様は圧巻でしょう。
ツルの鳴き声は、日本ではコウコウとか表現されるようですが、この記事(ドイツ語)では
Krru! Krarr! (あえてカタカナになおすと、クルー! クラール! でしょうか)
鳴き声の表現も国によって違いますね。
もと記事(ドイツ語)は こちら
2018.03.05
警察犬
東京はだいぶ春めいてきました。
ベランダの山椒が芽吹いてきました!

さて、少し前にドイツの新聞に警察犬の話がのっていたので、今日はそれを訳してみます。
1月11日、ハンブルガーアーベントブラット紙の記事より
犬はDNAをも嗅ぎ分ける

ライプチヒ発
警察犬が匂いを探知する際には、手がかりとしてヒトの汗が使われるが、抽出されたDNAも十分信頼できる材料となることが、ある研究によって確かめられた。
犬の嗅覚による探知結果が今後司法の場で使われる可能性が出てきた。
これは、ライプチヒ大学法医学研究所とザクセン警察専門学校の共同プロジェクトとして、2年間にわたり調査研究された結果である。
ヒトの血液から抽出したDNAを警察犬に嗅がせたところ、98%の確率でDNAの持ち主を正しく嗅ぎ当てることができた。研究に使われた犬は7頭で、探知調査回数は全部で675回行われた。
犯罪があった時に、その行為を再現し、容疑者が現場に居たことを証明するために、警察犬は大きな助けになる。
翻訳おわり
日本では報道されなかったようですが、ドイツでは小さい記事ながら各紙が取り上げていました。訓練されたわんちゃんはスゴイですね。
文中の「警察犬」という訳語、普通はPolizeihundと表現されると思いますが、原文ではMantrailerhund (人の跡を追跡する犬)という単語が使われていました。 とくに犯人追跡に特化した犬さんなのかも知れませんが、訳文では「警察犬」と表現しました。
もと記事(ドイツ語)は こちら
ベランダの山椒が芽吹いてきました!

さて、少し前にドイツの新聞に警察犬の話がのっていたので、今日はそれを訳してみます。
1月11日、ハンブルガーアーベントブラット紙の記事より
犬はDNAをも嗅ぎ分ける

ライプチヒ発
警察犬が匂いを探知する際には、手がかりとしてヒトの汗が使われるが、抽出されたDNAも十分信頼できる材料となることが、ある研究によって確かめられた。
犬の嗅覚による探知結果が今後司法の場で使われる可能性が出てきた。
これは、ライプチヒ大学法医学研究所とザクセン警察専門学校の共同プロジェクトとして、2年間にわたり調査研究された結果である。
ヒトの血液から抽出したDNAを警察犬に嗅がせたところ、98%の確率でDNAの持ち主を正しく嗅ぎ当てることができた。研究に使われた犬は7頭で、探知調査回数は全部で675回行われた。
犯罪があった時に、その行為を再現し、容疑者が現場に居たことを証明するために、警察犬は大きな助けになる。
翻訳おわり
日本では報道されなかったようですが、ドイツでは小さい記事ながら各紙が取り上げていました。訓練されたわんちゃんはスゴイですね。
文中の「警察犬」という訳語、普通はPolizeihundと表現されると思いますが、原文ではMantrailerhund (人の跡を追跡する犬)という単語が使われていました。 とくに犯人追跡に特化した犬さんなのかも知れませんが、訳文では「警察犬」と表現しました。
もと記事(ドイツ語)は こちら
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