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2020.05.31 気がもめる
しばらく前にブログに載せた「ご近所のツバメの巣」
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少し作りかけた雰囲気があるのに、なにかの事情でやめちゃったのかしら...という巣のその後です。

いつの間にか、小さめの巣が完成していました!

CIMG1634_convert_20200531200602.jpg

やっぱりここで子育てする気なのね! と、ウキウキ

ところが、たびたび見に行ってみても、巣を使っている気配がありません。
作るだけ作っておいて、いずれ気が向いた時に.......なんていう気長なツバメがいるのでしょうか?
それとも、かなり小さめなので、「作ってみたけど狭すぎ! やめよう!」となったのかしら。

なにしろ駅に近いビルで、立ち止まって巣を見上げている人が何人も。
お~い、みんな待ってるよ~ (と、ツバメさんに教えてあげたい!!!)
気がもめるなぁ。
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翻訳の際の言葉選びは、なかなか難しいもの。
いえ、それこそが翻訳の面白い所とわかってはいるのですが....

最近私は独和翻訳の勉強をストップしていて.....それでどうなるかというと、言葉選びの感度がガクンと落ちる
これは当然の帰結ですね。
気づいてしまったのでございます。前回の訳文。あちゃ~

大間違いがふたつ

ありえない間違い①  生きているラマの色についての記述で「茶色の毛皮の」と書いてしまいました。これは「茶色のラマ」または、「茶色の毛の」「茶色の被毛の」とするべきでした。うっかりしていたなぁ。落とし穴にドハマり。

ありえない間違い②  ラマの名前「ウィンター」を、後半の部分で「ヴィンター」 と書いてしまいました。こういう単純ミスは絶対やってはいけません。

そもそも訳文を「寝かせず」、ちょちょいと訳して、そのままホイッと反映ボタンを押したのが悪い。
今回の「毛皮」のような不適切訳語。気づくための王道がありまして、それは「寝かせる」こと。

最低でも、ひと晩寝かせて別の日に「真新しい頭」(笑)で、読者気分で文を読むと、あれっと気づくことがある。
名前の表記違いも、丁寧に見直しすれば気づけるはずで、チェックが甘かったですね。上っ滑りしていました。

ちなみに翻訳クラスで勉強していた頃、私は提出前のチェックに、自分の訳文をプリントアウトしていましたっけ。
紙に印刷すると、見える景色が何か違う。私の場合はですけど。

「時間をおいて読み直して、和文の精度を高めよ」
「辞書の訳語をそのまま使うな」
師匠の言葉の数々が思い浮かびます。あちゃ~



Covid-19の新薬につながるということで、いま何かと話題にのぼる「抗体」
この研究に、哺乳動物のラマが使われているそうです。世界中で。
可能性を持っているのはラクダとかサメだけれど、どちらも実験には使いづらいですよね、デカすぎて。
で、ラクダの仲間のラマやアルパカなのだそうです。
そんな情報を載せた記事を、ドイツのシュピーゲル誌に見つけました。

久しぶりに記事を翻訳してみます。
なお、これは一般人むけの記事で、訳文は素人による「ドイツ語翻訳の勉強のため」のものであることをご承知おきください。


ラマがもたらす希望

Llama_La_Paz_Bolivia.jpg
(この画像はwikiよりお借りしました)

こげ茶色の毛皮に長いまつげ…4歳になる雌ラマの『ウィンター』は、ベルギーで暮らしている。このラマは、Covid-19における新薬研究の希望の星なのだ。

ベルギーの科学者グループと、アメリカ(テキサス大学)の学者らによる共同研究の成果が、このたび専門誌「Cell」に掲載された。

SARS、MERSなどの コロナウイルスを中和する抗体 に関するこの研究は、4年前にさかのぼる。研究者らはラマのウィンターに、安全な量のSARS,MERSウイルスを投与し、ウイルスを中和する複数の抗体ができることを突き止めた。

ベルギー側の研究者のひとり、セーレンス氏は言う。「もとは従来のコロナウイルスに対しての研究だったのです。ところが新型コロナウイルスCovid-19が突然あらわれ、SARSを中和できる抗体を新型コロナに応用できるのではないかと注目され、成果が急がれることになりました」

ラマという動物は以前から、特別な抗体の研究に使われていた。ヒトはY字抗体(鎖が2本)しか作れないが、ラマは2種類の抗体を作る。一つは、大きさと性質がヒト抗体と似ているもの。もう一つは極小で「ナノ抗体」と呼ばれるものである。

ウイルスが宿主細胞と結合して感染しようとするその時、ヒト抗体は大きすぎてウイルスをとらえることが出来ず防御できないが、ナノ抗体は非常に小さいので、ウイルスのSpikeタンパク(Sタンパク質)と結合し、ウイルスが細胞に入り込むのを阻止することができる。

「人間がナノ抗体を作ることは出来ませんが、ラマに作らせることは出来ます。しかもそのナノ抗体は、他の種類の抗体と融合させることも可能で、それによって弱められることもありません」と、セーレンス氏は語る。

現在研究者たちの目は、抗体を使った予防接種の開発に向けられており、実用化に向けた臨床研究(これは数か月必要)が年内にはスタートする予定である「もしうまく行けば、ラマのヴィンターは銅像になるような大手柄です」

疾病から治癒した患者の抗体を、未発症の人に投与して発症を防ぐ受動免疫。理論上、投与された抗体は体内で病原体と戦い、感染を防ぐことができる。しかし、その効果がどれほど続くのかは不明である。


翻訳おわり
長い訳文、お読みいただき有難うございます。
日本で昨日、新型コロナの治療薬につながるかもという報道がありました。北里大学や花王が共同で行っている研究で、VHH抗体というものが見つかったとか。新薬や予防接種につながるニュースは嬉しいですよね。研究者さんがんばれ!

2020年5月7日 シュピーゲル誌 科学欄の記事
原文(ドイツ語)は こちら
2020.05.02 身の回りで
風薫る季節。
みなさんご無事ですか?

自粛が続いて、うちではピアノのレッスンを中止し、パート勤務も自宅待機で失業状態
どうしたもんかね.......

しかしまだ、私はよい。
マンションが自分名義なので、最低限、住むところは確保できます。
でも、家賃の支払いが滞りそうという方は沢山いらっしゃるはず。
早く対策を具体化してほしいですよね。


さらに、身近な人の話をひとつ。(私ではありません)
4/19から37度前後の謎の発熱で、外出を絶って4日間。
--かかりつけ医 -- 診察はできません
--接触者センター---テンプレが返ってくるだけ
--地元の総合病院-- 一応来てもいいと言ってくれたが、診察はなく、解熱剤だけもらって帰される

それから2週間、仕事を休み、自宅で過ごして.... やっぱり微熱は続く。しかし、37.5度が4日という規定には達しない。
発熱以外の症状は一切なし。
どうしたものかと再度アクションを起こしてみるも...
--かかりつけ医 --診察はできません。
--地元の総合病院-- 何もできません。

職場はしびれを切らして、大事無いなら連休明けには出勤すべしと.....

もし隠れコロナだったら、職場で誰かに移すことはないのかしらん?

発熱外来の設置は絶対必要でしょう。明日は我が身かも知れませんからね。

5/2  23:00追記
発熱で、診察してくれる所を探して苦労するという実体験が、Bujiness Insiderに載っていました。
ほんとにこういうことが起こっているんですよ。
記事は こちら