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2013.02.09 鳥の色覚
以前のブログで「動物の色覚」という言葉を載せたことがありまして...
多くの哺乳類の色覚は2色型、ヒトは3色型、鳥は4色型。見える世界が違うらしいです。

今日はその辺を解説している文を読んでみました。
原文は、色に関するオンラインマガジン『Farbimpulse』です。


『鳥の視界は色鮮やか』
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(鳥類は昼間活動するため、他の生物よりも抜群に優れた視力を持つようになった)

鳥たちが見ている世界は、人間とは違って、ずっと色鮮やかであるらしい。
鳥類の色覚は4色型。かれらの目の光受容体は、紫外線域にも感受性がある。

「色」は動植物の世界でコミュニケーションや偽装、情報発信に際して重要な役割を持っている。
動物の「色覚」は、それぞれの種における何千年もの進化の結果であり、生息する場所や状況にぴたりと対応する。生きるための情報、例えば食物やパートナー探し、また敵の居場所を認識するのに、色覚は重要な役目を果たしている。

鳥たちの「パートナー探し」には、紫外線領域で見える情報がものを言う。
多くの種で、「紫外線でしか見ることの出来ない羽の模様」が存在する。
人間には見えないその模様は、同種の鳥には、遠くからわかるほど特徴的に輝いて見える。

また食べ物探しにも、紫外線は役に立つ。
多くの果実は、熟すと紫外線をよく反射するようになる。
よく熟したベリー類を探している鳥は、「人間にも見えている色」を手掛かりにしているのではない。彼らは「紫外線をよく反射する果実」を探しているのだ。

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(猛禽類は上空から、草原の「ネズミの通り道」を紫外線で見ることが出来る。そして獲物の居場所を一目瞭然に探し出す)

猛禽類では、紫外線域の情報が実用的な意味を持つ。
エサになるネズミの尿は、紫外線域では光って見えるのだ。
猛禽類は野山や草地の上を飛ぶだけで、ネズミがいるかどうか、どこに何匹位いるのか、見えるのだ。彼らは上空を、無駄に飛び続けているわけではない。

途中略…(昼間活動する鳥類の網膜の錐体細胞には「油球」というものがあり、色のフィルターのような役目をしている…云々。生理学の知識がないと正確に訳せない内容なので、すこし飛ばします。「鳥類の油球」については、同じような内容を解説した日本語の論文がありましたので、貼っておきます。詳しくお知りになりたい方は こちら  )

鳥類とその祖先は、何百万年も日中に行動してきた。その結果、ごくわずかな色の違いをも見分けられるように、視力が発達してきた。鳥類は「視力のマイスター」なのだ。
例外は、フクロウなどの夜行性鳥類。
一般の鳥は網膜に錐体細胞(感度は低いが色覚に優れる)を持つが、フクロウは桿体細胞を多く持っている。
この桿体細胞(感度は高いが色覚には関与しない)のおかげで、フクロウは夜間ものを見ることが出来る。

翻訳おわり  原文(ドイツ語)は こちら


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