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今日は、ベートーヴェン先生のお騒がせな逸話をひとつ、訳してみましょう。

下はバーデン(ウィーン郊外)の記念館に展示されていた絵画。
先生の没後100周年を記念して、ある逸話をもとに描かれたそうです。
『ノイシュテッター運河沿いを歩くベートーヴェン』
G.W.ラウテンシュレーガー作

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当時ウィーン南西部の町や村を縫って、石炭や木材やレンガなどをウィーンの町へ運ぶ、63キロにおよぶ人工の運河がありました。運河はおそらくバーデンの近くを通っていたものと思われます。
ウィーンに住んでいたベートーヴェンは体調不良に悩まされ、医者にバーデンでの湯治をすすめられます。お湯以外にも街のたたずまいが気に入った先生は、生涯に15回もバーデンに長期滞在。有名な第九交響曲もここで作曲されました。

ある日のこと……  バーデン滞在中のベートーヴェンの逸話です。

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ベートーヴェンは、運河に沿った道を散歩しておりました。一心不乱に歩き続け、日も暮れる頃には、バーデンから30キロ近く離れた所まで来てしまいました。
自分がどこにいるのかわからなくなったベートーヴェンは、通りがかりの家々の窓を覗きこみます。帽子をかぶらず、古ぼけたコートを着てうろつくベートーヴェンを、人々は浮浪者だと思い、警察を呼んでしまいます。そしてベートーヴェンは逮捕されました。

男は、「自分は作曲家のベートーヴェンだ」と主張しますが、なかなか信じてもらえません。
とうとう最後に町に住む音楽監督が呼ばれ、男が大作曲家ベートーヴェンであることがわかります。
市長さんもかけつけて謝罪し、彼は馬車でバーデンまで送ってもらいましたとさ。

翻訳終わり
実話なのかどうか、そこの所はわかりませんが、着るものに無頓着のベートーヴェンにはありえる話。あまりにも服に無頓着だったので、眠っている間にこっそり友人が服を洗濯した…という話があるくらい。
そういえば刑事コロンボも、たしか浮浪者と間違われるストーリーがありましたね(*´ω`)┛
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