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2019.01.21
ハチが来た!
1月16日のシュピーゲル誌に面白い記事を発見。
抄訳で読んでみますね。
植物はハチの羽音を聴いている
「ぶん、ぶん、ぶん、ハチが飛ぶ…」の童謡でおなじみの、ハチの羽音。
この羽音に、じつは大きな意味があることを研究者が明らかにした。

これはイスラエルのVeits博士らのグループによる研究で、待宵草の一種が実験に用いられた。
ハチが飛んでくると、その羽音に花が反応し、蜜の糖分濃度が3分間に平均20%も高まっていることが確かめられた。
メカニズムは次のようなものと考えられる。
ハチ(または他の昆虫)が近づくと、羽によって音波が発生して周囲に広がる。その音波が花びらを振動させ、植物の反応へと導く。ハチと同じ振動数の人工音に対しても、同じ反応が見られた。
「花は、植物にとって聴覚器官の役目を果たしていると考えられる」と研究者は述べている。
実験は次のように行われた。まずハチの羽音を録音する。次に同じ周波数、さらに異なる様々な周波数の音を録音し、個体数650を超える植物に聴かせて、音を聴かせる前後の蜜濃度の変化を測定した。
受粉を昆虫に頼っている多くの植物にとって、これは生き残りにかかわる問題でもある。昆虫が近寄って来た時に、蜜を濃くすることで受粉の機会を増やしていると考えられる。
実験ではさらに、植物がその「聴覚」をもってさまざまな音(人間や他の草食動物などが発する音)にも反応し得ると述べている。
植物が音に反応するという研究はほかにもある。シロイヌナズナは芋虫が葉をかじる音に反応しているという研究。また2017年に発表された論文で、エンドウに流水音を聴かせると、そちらの方向に伸びてゆくという栽培実験が報告されている。
翻訳終わり
なるほど。
「あ、ハチが来た!」と、花が一生けんめい蜜を濃くしていると想像すると、楽しくなります。けなげですネ。
なお、この研究はまだ学術誌に公開されていないそうです。
記事原文(ドイツ語)は こちら
抄訳で読んでみますね。
植物はハチの羽音を聴いている
「ぶん、ぶん、ぶん、ハチが飛ぶ…」の童謡でおなじみの、ハチの羽音。
この羽音に、じつは大きな意味があることを研究者が明らかにした。

これはイスラエルのVeits博士らのグループによる研究で、待宵草の一種が実験に用いられた。
ハチが飛んでくると、その羽音に花が反応し、蜜の糖分濃度が3分間に平均20%も高まっていることが確かめられた。
メカニズムは次のようなものと考えられる。
ハチ(または他の昆虫)が近づくと、羽によって音波が発生して周囲に広がる。その音波が花びらを振動させ、植物の反応へと導く。ハチと同じ振動数の人工音に対しても、同じ反応が見られた。
「花は、植物にとって聴覚器官の役目を果たしていると考えられる」と研究者は述べている。
実験は次のように行われた。まずハチの羽音を録音する。次に同じ周波数、さらに異なる様々な周波数の音を録音し、個体数650を超える植物に聴かせて、音を聴かせる前後の蜜濃度の変化を測定した。
受粉を昆虫に頼っている多くの植物にとって、これは生き残りにかかわる問題でもある。昆虫が近寄って来た時に、蜜を濃くすることで受粉の機会を増やしていると考えられる。
実験ではさらに、植物がその「聴覚」をもってさまざまな音(人間や他の草食動物などが発する音)にも反応し得ると述べている。
植物が音に反応するという研究はほかにもある。シロイヌナズナは芋虫が葉をかじる音に反応しているという研究。また2017年に発表された論文で、エンドウに流水音を聴かせると、そちらの方向に伸びてゆくという栽培実験が報告されている。
翻訳終わり
なるほど。
「あ、ハチが来た!」と、花が一生けんめい蜜を濃くしていると想像すると、楽しくなります。けなげですネ。
なお、この研究はまだ学術誌に公開されていないそうです。
記事原文(ドイツ語)は こちら
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ハロゲンくん
ぴんぷすさん、こんばんは
眠っているような植物でも、外界に反応するとは驚きです。
蜜の糖分濃度が20%もアップするんですね。
眠っているような植物でも、外界に反応するとは驚きです。
蜜の糖分濃度が20%もアップするんですね。
ぴんぷす
ハロゲンくん
こんばんは!
これ、とても面白い研究だと思いました。花が聴覚に近い能力をもっているなんて、普通は考えませんものね。
ほかの花ではどうなのか、研究を続けてほしいです。
こんばんは!
これ、とても面白い研究だと思いました。花が聴覚に近い能力をもっているなんて、普通は考えませんものね。
ほかの花ではどうなのか、研究を続けてほしいです。
2019/01/22 Tue 22:55 URL [ Edit ]
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